ラフ ROUGH

昨年の『タッチ』に引き続き、とっても爽やかな青春映画でした！

高校一年生の春。二ノ宮亜美（長澤まさみ）は飛び込み競技、
大和圭介（速水もこみち）は競泳の特待生として、栄泉高校の上鷺寮へ入ってきた。
しかし、二人の実家は敵対している和菓子屋のため、互いの印象は最悪だった。
また、亜美が“お兄ちゃん”と慕う仲西弘樹（阿部力）は
圭介が昔からリスペクトしてきた競泳選手で現日本チャンピオン。
亜美と仲西の仲の良さを見せ付けられて、圭介はますます落ち込んでしまう。
だが、日々の生活を送る中でお互いに相手を認め始め、二人の距離は段々と近づきつつあった。
そして二人が2年生になった夏の日本選手権の日。
車で亜美を迎えに来ようとしていた仲西は、交通事故を起こし重傷を負ってしまう。
事故は自分のせいと思い込んでしまった亜美は、仲西に献身的に尽くすが…

登場人物たちがみんな、かわいくてかっこ良かったです。
水の反射光の中でキラキラ輝いていました。
自分の気持ちのすべてを泳ぎに込めるなんて、まさに“青春”という感じでした。
親友の熱い言葉や片思いの彼女のために頑張る圭介の姿は
観ている方も自然と応援したくなってきます。

それにしても、亜美のかわいさは格別です。
性格も素直でかわいいですけど、やっぱり演じている長澤まさみさんがいいですね～。
長澤さんは笑っている姿はもちろん、怒っている姿も悩んでいる姿もかわいいです。
なにしろスタイルが抜群ですし、画面に出ているだけで絵になる人ですね。

あだち充特有のユーモアさは脇を固める大人たちに譲ってしまったので
主人公にあの独特のとぼけたところが無いのがちょっと寂しいですが
でもその分、真っ直ぐでパワーのあふれる青春ドラマになったと思います。

高校生青春映画としてはバッチリな１本です。

（060819）