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ユナイテッド93 [や・ら・わ行]

覚悟はしていたけれど、やっぱり哀しみでいっぱいになりました。

2001年9月11日ニューアーク空港発サンフランシスコ行きユナイテッド93便の様子を
ドキュメンタリータッチで描かれた作品です。
機内、連邦航空局や各地の管制センター、そして空軍の刻々とした状況が
同時に進行していきます。
ほとんどリアルタイムで進んでいるような中で
いつもの日常の光景から段々と非常事態へと移行していきます。
その緊迫感と迫力が怖いくらいに伝わってきました。

内容的には主義主張を織り込むというよりも出来るだけ事実に忠実に描いているので
人それぞれ思うところは違うでしょう。
私は、目的のためなら人を殺してもいい神ってなんだろうとか
アメリカの軍はあれだけ海外にはたくさんいるのに
自衛のための準備はしていないのだろうかとか
本当に危機に対峙した時に、自分だったらこんなふうに行動できるだろうかとか
いろいろなことを思いながら観ていました。

でも、最後はやはりショックで頭が真っ白になりました。

あの日はテレビを点けていたら速報が入ってニュースに変え、
2機目の激突をリアルタイムで観て、やはり呆然としたことを思い出しました。
そしてその後の状況を見ていて、こんな酷いことはもう二度と起きて欲しくないと願いました。
それなのに、相変わらず世界中に争いが存在し続けることがやるせないです。

パンフレットに載っている乗客と乗員のプロフィールを読みながら
この映画が亡くなった人たちへのレクイエムになりますようにと願ってやみませんでした。


(060826)


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コメント 4

魚河岸おじさん

ボクも、あの日の事は、鮮明に覚えています
何が起こったのか判らずに、TVの画面を見続けていました
事実を知ることよりも大切なものが
この作品の中にはあると思います
by 魚河岸おじさん (2006-08-27 12:29) 

non_0101

魚河岸おじさんへ
nice&コメントをありがとうございました。
重かったけど見て良かったです。
感じたことをちゃんと受け止めていきたいです。
by non_0101 (2006-08-27 21:42) 

KANAchanMaMa

5年前の あの夜…私は 21時過ぎに帰宅して、ONしたTVに WTCビルが
煙を上げている映像が映っているのを 見て、「何の映画~(?_?)」と 思ったことが、
思い出されます。先に帰っていた家族から 「映画じゃないよ!事件!」と
言われて…。初めて 驚いたのでした~。(+_+;)ゞ
すぐに CG映像かな !?…と思う感覚って、5年前から あったな~とか、
そのことにも、いささかショックな 自分で あったりしました。(-_-;)
今頃ですが…当方記事、TBさせていただきました!m(__)m
by KANAchanMaMa (2006-09-04 17:45) 

non_0101

KANAchanMaMaさんへ
nice&コメント&TBをありがとうございました。
> CG映像かな !?
あまりにも非現実的に見える映像だからですよ、きっと…
本当だとは、すぐには思えなかったですもの。
あの時は、私もテレビを見て呆然としてしまいました。
5年過ぎた今、この映画を観て、あの時の気持ちを思い出しました。
by non_0101 (2006-09-05 00:03) 

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