どろろ [た行]
どうだろうなあと思ってましたけど、さすがの楽しさでした～
父の野望のために、身体の48ヶ所を魔物に奪われてしまった百鬼丸（妻夫木聡）は
自分の身体を取り戻す旅を続けていた。
偶然、見世物小屋で魔物を倒す百鬼丸を目撃した野盗どろろ（柴咲コウ）は
百鬼丸の腕の中に仕込まれている刀に興味を持つ。
百鬼丸と知り合いの琵琶法師に彼の生い立ちを聞いたどろろは
刀を奪うべく、彼の後を追い始めた…
この映画も原作が有名なので、思い入れがある人はどう感じるのだろうとは思いますけど
原作を全く知らない私には、単純に楽しかったです。
宿命を背負ってひたすら戦い続ける百鬼丸と、真っ直ぐな感情をぶつけて追いかけるどろろ。
主人公の二人は、妻夫木聡さんと柴咲コウさんにぴったりな役でした！
（特に勝気などろろは、柴咲コウさんそのものという感じでした（笑））
アクションシーンは“中国アクション”＋“妖怪大作戦”みたいな軽さで楽しかったです。
ニュージーランドロケで撮影された広大な台地の中で
ちょっと不気味な魔物たちを相手に、刀を振り回しながらぐるぐる回転していました！
一方それとは対照的に、ドラマの部分はなかなか切なかったです。
欲望、愛情、復讐、憎しみ…
主人公2人を取り巻く人物に中井貴一さん、原田美枝子さん、原田芳雄さんと役者が揃っていて
それぞれの想いを強く伝えてくれました。
旅の果てに厳しい現実に直面した百鬼丸とどろろ。
でも、復讐心を捨てて立ち向かった先にやさしさと希望が見えてきます。
ラストでようやく見せる百鬼丸の笑顔に
やっぱり妻夫木さんの笑顔はいいなあと思った1本です(^^)
（061215）
shinemaさんへ
niceをありがとうございました☆
by non_0101 (2007-02-01 00:14)