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アルゼンチンババア [あ]

心が優しくなるような物語でした☆

高校生のみつこは、一人で入院中の母の見舞いへと出かけて行った。
家を出る時に父を誘ったのだが、毎日見舞いを欠かさなかった父が
何故か今日は行かないと言ったのだ。
病室に着いたみつこが母に声をかけようとしたところ、母は意識不明の重体に陥っていた。
父に連絡を取ろうとしても電話が通じず、母はそのまま亡くなってしまう。
そして、その日から父は行方をくらましてしまった。
連絡の無いまま数ヶ月が過ぎたころ、偶然、うなぎ屋の主人が
一人のアルゼンチン出身の女性が住む“アルゼンチンビル”の庭に
みつこの父のトラックが隠されているのを発見した…

よしもとばななさんの小説を
鈴木京香さん、役所広司さん、堀北真希さんというぴったりの配役で
バンドネオン奏者の小松亮太さんのアルゼンチン・タンゴをふんだんに使って
おまけに、オープニングとエンディングは奈良美智さんのかわいい絵で構成している
なんとも贅沢な気持ちにさせてくれる作品でした(^^)

鈴木京香さんのアルゼンチンババアは素敵でした~!
やさしい瞳とちょっと訛りのあるゆっくりとした口調で、
本当に全身から大らかな愛を感じさせてくれました。
この人に出会えたら、どんなに苦しい気持ちを抱えていてもいつかは立ち直れる…
心にそんなパワーを与えてくれるような女性を違和感無くみせてくれました。
役所広司さんのちょっと情けないお父さんや
堀北真希さんのドジだけど頑張り屋な女子高生も
もう、ぴったりで楽しかったです☆

草原の向こうに見える不思議な洋館“アルゼンチンビル”の佇まいを見た時に
すーっとこの物語の世界に引き込まれました。
もうひとつの主役ともいえるこの建物は、見かけだけではなく内装も作り上げていて
実際の撮影もスタジオとかではなく、この建物の中で行なわれたそうです。
ちょっと雑然としたネコ屋敷のような雰囲気は光や風の動きと共に
やさしくて居心地の良い空間を作り上げていました。
なんだか落ち着かないようで、でも慣れてしまうと
これ以上の居心地の良さは考えられないような素敵な家になっていました。

いろいろなことが起きても淡々と進んでいくように見える展開は
刺激的なハリウッド映画とは全然違いますけれど、
こんな静かに流れながら観る者の心を優しくさせてくれるのって
やっぱり日本映画だなあと感じました。

現代の童話を読んだような気持ちになった1本です。


(070306)


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コメント 4

魚河岸おじさん

見たい作品がドンドン出てくるのに・・・・
本当に羨ましいです・・・・・
by 魚河岸おじさん (2007-03-08 17:14) 

non_0101

魚河岸おじさんへ
こんばんは。心をゆったりさせてくれる作品でした~
多忙な毎日の魚河岸おじさんにはぴったりの映画かも知れませんね☆
by non_0101 (2007-03-08 23:44) 

non_0101

DSilberlingさんへ
niceをありがとうございました。
by non_0101 (2007-03-13 00:21) 

non_0101

江戸うっどスキーさんへ
niceをありがとうございました。
by non_0101 (2007-03-19 01:36) 

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