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そして、デブノーの森へ [さ行]

とてもミステリアスで、さすがはフランス映画だなあと思ってしまうような作品でした。

ある日、ダニエル(ダニエル・オートゥイユ)は義理の息子の結婚式に出席するため、
イタリア・カプリ島へ向かっていた。
実は彼は作家なのだが、デビュー当時からプロフィールを非公開にしており、
有名作家になった今でもそのスタンスは変えていないため、
その存在は文学界でも話題になっていた。
そんな彼がカプリ島へ向かう船の中で、美しい女(アナ・ムグラリス)に心を惹かれる。
彼女はダニエルを誘い、その夜二人は名前も明かさないまま結ばれた。
だが翌日、息子の結婚式にダニエルが到着すると、花嫁は昨夜の女だった…

主人公たちが謎めいていて、とっても妖しげな雰囲気で始まるサスペンスです。
ダニエルはなぜプロフィールを公開しないのか。
息子の妻はなぜダニエルを誘惑してくるのか。
その謎が明かされた時、物語は深い闇へと進んでいきます。
ダニエルの書いた小説がキーになっていて、謎解きも難しかったです。

それにしても、愛のシーンが多い作品でした~ フランス映画らしくとても大胆ですし(^^ゞ
ただ、アナ・ムグラリスがとても美しい人なので
きっと誰もが綺麗だなと見惚れてしまうかも知れませんね。
よく映画に出てくる“魔性の女”よりも繊細でかわいい雰囲気もあって
今回の作品には似合っているかもと思いました。

謎の持つ哀しさが心に残った1本です。

監督:ロベルト・アンド 出演:アナ・ムグラリス ダニエル・オートゥイユ  
2004年製作 フランス/イタリア/スイス 原題:LE PRIX DU DESIR/SOTTO FALSO NOME


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non_0101

DSilberlingさんへ
niceをありがとうございました。
by non_0101 (2007-05-14 23:53) 

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