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最近観た2つの戦争映画 [その他]

書けないなあ…と思ってしまった作品をまとめて書いてしまいますm(__)m
『俺は、君のためにこそ死ににいく』と『パッチギ LOVE & PEACE』です。
両方とも想いがいっぱい詰まっていて、それも直撃~という感じだったので
ちょっと頭がショートしてしまいました(^^ゞ
でも、この2作品は並べてみると、とても興味深かったです。

『俺は、君のためにこそ死ににいく』は特攻隊の隊員たちの哀しさを描いた作品です。
何故、軍隊は特攻という道を選んだのか。
隊員たちはその状況をどのように受け入れていったのか。
家族や身近にいた人々は彼らをどのように見送っていったのか。
そんな戦争末期に向かっていった人々の姿が一人一人丁寧に映し出されていました。
また、意に反して生き残った兵士たちの持つ心の痛みも描いていました。
特攻機に乗って飛び立って行った兵士たちの姿は、やはり観ていて辛かったです。
そして、涙で見送る家族やトメさんの姿は痛々しかったです。

『パッチギ LOVE & PEACE』は戦争映画ではありませんが、戦争がキーなっていました。
兄妹の亡き父が体験した南の島での悲惨な戦争シーンがかなり出てきます。
彼は戦争参加を拒否し、逃亡を図り、そして、生きて帰国してきます。
若き日の父が帰ってきたからこそ、彼ら兄妹の誕生があったのです。
また、芸能界入りした妹キョンジャの初出演映画は特攻隊員の物語です。
役としては特攻へと向かう恋人を気丈に見送りますが、父の体験を知っている彼女は、
自分だったら何があろうと恋人には生きて帰ってきて欲しいと願うと訴えます。
そんな彼女の姿には、芸能界で成功するために辛い想いを秘めてきたこともあって、
やはり痛々しいものを感じました。

『俺は、君のために~』『パッチギ~』という順番で観たので、
特攻の映画を否定するようなストーリー展開をしていた『パッチギ~』が
映画の中だけでなく、映画そのものでも喧嘩を売っている!?と思ったのですけど
良く考えたらどちらも戦争の辛さを語っているので、視点の違いなのかも知れませんね。

どちらも良い悪いとかでは無く、作り手の人たちの伝えたいことは
ちゃんと伝わってくる作品だと思いました。
(ただ、どちらも詰め込んだなあという感じはしますけど(^^ゞ )

体験した人の数だけ、戦争にまつわる物語があるのだなあと実感した2本の作品です。


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コメント 1

non_0101

jediokiさんへ
niceをありがとうございました。


noelさんへ
niceをありがとうございました。
by non_0101 (2007-05-17 23:14) 

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