プロヴァンスの贈りもの [は行]
大人のおとぎ話のようなストーリーでした。
ロンドンでトレーダーとして巨額の取引を動かしているマックス。
今日も策略と機転で、他社を出し抜いて大金を稼いでいる。
そんなある日、フランスのプロヴァンス地方に住んでいた叔父ヘンリーが亡くなった。
マックスはここ10年ほど叔父とは疎遠になっていたのだが、
唯一の肉親である彼にシャトーとぶどう園が相続されることとなった。
手続きのためにプロヴァンスへ向かったマックスは、早速、遺産である土地と建物を売って稼ごうと考える。
すぐにロンドンへ戻ろうとするがアクシデントが続き、何日かプロヴァンスで過ごすことになってしまった。
暇つぶしに家を片付けていると、ふと少年の頃の夏休みにここで過ごした楽しい思い出が甦ってきた…
ラッセル・クロウとプロヴァンス!?なんだか合わないなあ…と思って観ていたら、
田舎には似合わないようなビジネスマンの物語でした(^^ゞ
いつでも携帯電話が手放せないような生活。
考えることは、いかに安く買って高く売り抜けるかということばかり。
部下は自分を蹴落とそうと虎視眈々と狙っていて息も抜けない…
そんな毎日を送っていた主人公がプロヴァンスのゆったりとした心地よい生活の中で
人生には何が大切なのかを考え始めます。
観ていて楽しかったのは、思い出の中のマックスとヘンリー叔父さんのシーンです。
この少年時代のマックスを『チャーリーとチョコレート工場』のフレディ・ハイモア君が
とっても自然に生き生きと演じていていました。
ちょっと生意気な少年と友達のような気軽さで優しく接する叔父さん。
二人がいたずらっ子のような表情で遊んでいる様子は可愛かったです(^^)
美しいプロヴァンスの風景に癒されながら、こんな夢みたいな出来事があったらいいなあと
ちょっと主人公が羨ましくなった1本です。
監督:リドリー・スコット 出演:ラッセル・クロウ 、アルバート・フィニー 、フレディ・ハイモア 、マリオン・コティヤール
2006年製作 アメリカ 原題:A GOOD YEAR
(070719)
たねさんへ
niceをありがとうございました。
by non_0101 (2007-07-22 00:38)
今回の作品はスコット監督には珍しい作品ですよね~。劇場で是非観てみたいです。
by アートフル ドジャー (2007-08-04 04:46)
アートフル ドジャーさんへ
niceをありがとうございました。
本当に可愛いストーリーなので意外でした~
スコット監督も癒されたかったのでしょうか(^^ゞ
by non_0101 (2007-08-04 22:51)