ダウト ~あるカトリック学校で~ [た行]
アカデミー賞で話題だった作品です。
もう終わってしまう~と慌てて観て来ました。
メリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマンの対決はさすがでした~
1960年代のある日のこと。今日も一日が始まった。
名門カトリック系学校の校門にも生徒たちが連なり、
神父やシスターたちが校門で彼らに目を光らせていた。
神父の中でも進歩的な考え方を持つフリン神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)は人望が厚く、
そのフランクな言動で人気を集めていた。
だが、校長でもあるシスター・アロイシス(メリル・ストリープ)は厳格な性格で
風紀を乱すような態度を容認しているフリン神父に良い感情は抱いていなかった。
ある日、シスター・ジェイムズ(エイミー・アダムス)は
担当している黒人生徒の様子がおかしいことに気付く。
その生徒はその直前にフリン神父に呼び出されていたため、
シスター・ジェイムズはフリン神父に疑問を抱き始め、悩んでしまう。
そしてとうとう、その疑問をシスター・アロイシスに伝えて相談をすると、
アロイシスは過剰な反応を示し始めた…
追い詰めるシスター・アロイシスと、追い詰められるフリン神父の戦いの果てに見えたものは
“ダウト”という人間の宿命のような悲しい感情でした。
あることがきっかけでフリン神父に疑いを持ってしまったシスター・アロイシス。
その疑う心はこれまで培ってきた信念と共に強固な確信へと変わっていきます。
彼女はフリン神父がどんな言葉を投げ掛けようと、全てが言い訳のように聴こえてしまい
彼への疑いを解くことはありません。
一方、最初は同じように疑いの目を向けていたシスター・ジェイムズは
純真な心でフリン神父の言葉を信じ、疑いを解きます。
あまりにも疑い深いアロイシスと簡単に信じてしまうジェイムズ。
同じ出来事への対照的な反応は、どちらが正しいとかということではなく、
共に自分が正しいと信じているからこその怖さを感じさせました。
それにしても、出演者たちの演技は素晴らしかったです~
自分の信念を貫き通すために行動する怖いメリル・ストリープも
いい人そうなのにどこか怪しげな感じのするフィリップ・シーモア・ホフマンも
そして、基本的に人の悪を考えることはない純真なエイミー・アダムスも上手くて
よくぞこれだけぴったりの人たちが集まったなあと思いました(^^ゞ
観終わった時、“ダウト”に動かされてしまったことの結果とそのための犠牲に
なんか人って哀しいなあとしみじみと思ってしまった1本です。
監督:ジョン・パトリック・シャンリー 出演:メリル・ストリープ フィリップ・シーモア・ホフマン エイミー・アダムス ヴィオラ・デイヴィス
2008年 アメリカ 原題:DOUBT
(20090410)
もう終わってしまう~と慌てて観て来ました。
メリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマンの対決はさすがでした~
1960年代のある日のこと。今日も一日が始まった。
名門カトリック系学校の校門にも生徒たちが連なり、
神父やシスターたちが校門で彼らに目を光らせていた。
神父の中でも進歩的な考え方を持つフリン神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)は人望が厚く、
そのフランクな言動で人気を集めていた。
だが、校長でもあるシスター・アロイシス(メリル・ストリープ)は厳格な性格で
風紀を乱すような態度を容認しているフリン神父に良い感情は抱いていなかった。
ある日、シスター・ジェイムズ(エイミー・アダムス)は
担当している黒人生徒の様子がおかしいことに気付く。
その生徒はその直前にフリン神父に呼び出されていたため、
シスター・ジェイムズはフリン神父に疑問を抱き始め、悩んでしまう。
そしてとうとう、その疑問をシスター・アロイシスに伝えて相談をすると、
アロイシスは過剰な反応を示し始めた…
追い詰めるシスター・アロイシスと、追い詰められるフリン神父の戦いの果てに見えたものは
“ダウト”という人間の宿命のような悲しい感情でした。
あることがきっかけでフリン神父に疑いを持ってしまったシスター・アロイシス。
その疑う心はこれまで培ってきた信念と共に強固な確信へと変わっていきます。
彼女はフリン神父がどんな言葉を投げ掛けようと、全てが言い訳のように聴こえてしまい
彼への疑いを解くことはありません。
一方、最初は同じように疑いの目を向けていたシスター・ジェイムズは
純真な心でフリン神父の言葉を信じ、疑いを解きます。
あまりにも疑い深いアロイシスと簡単に信じてしまうジェイムズ。
同じ出来事への対照的な反応は、どちらが正しいとかということではなく、
共に自分が正しいと信じているからこその怖さを感じさせました。
それにしても、出演者たちの演技は素晴らしかったです~
自分の信念を貫き通すために行動する怖いメリル・ストリープも
いい人そうなのにどこか怪しげな感じのするフィリップ・シーモア・ホフマンも
そして、基本的に人の悪を考えることはない純真なエイミー・アダムスも上手くて
よくぞこれだけぴったりの人たちが集まったなあと思いました(^^ゞ
観終わった時、“ダウト”に動かされてしまったことの結果とそのための犠牲に
なんか人って哀しいなあとしみじみと思ってしまった1本です。
監督:ジョン・パトリック・シャンリー 出演:メリル・ストリープ フィリップ・シーモア・ホフマン エイミー・アダムス ヴィオラ・デイヴィス
2008年 アメリカ 原題:DOUBT
(20090410)
xml_xslさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-04-14 12:37)
takemoviesさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-04-14 12:37)
shinさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-04-14 12:55)
演技がすごかったですよね。
神父は怪しいけど、私はシロだと思いました。
by コッスン (2009-04-14 15:53)
コッスンさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
主演二人の対決は迫力でした☆
フィリップ・シーモア・ホフマンは本当に怪しげな人物が似合いますね~
あのあいまいな言い回しが何とも怪しいです(笑)
私は真実はどうあれ、疑って断罪するのではなく許してこそ
導く人だろうになあと思ってしまいました(^^ゞ
by non_0101 (2009-04-14 22:53)
アカデミー賞にノミネートされただけあり、重厚な映画のようですね。私はメリル・ストリーブの演技を観たいですね。
by たいちさん (2009-04-15 15:37)
たいちさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
出演者たちの演技はさすがでした~
メリル・ストリーブの厳しく問い詰めるシスターぶりは
相手が私でなくて良かったと思うほど怖かったです(^_^.)
機会がありましたら、ぜひ、チャレンジしてみてくださいね☆
by non_0101 (2009-04-15 22:59)
アートフル ドジャーさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-05-02 13:00)