転校生 -さよなら、あなた- [た行]
2007年に公開された同名作品を大林宣彦監督が新たに創り上げた作品です。
公開の頃から気になっていたのですけど、やっとDVDで観ました。
予想以上に切なくて心に残る物語でした(T_T)
一夫(森田直幸)は両親の離婚により、幼い頃を過ごした母の故郷・信州へと転校してきた。
中学校の教室へ行くと、そこは偶然にも幼なじみの一美(蓮佛美沙子)がいるクラスだった。
信州を離れた後にピアノの才能を伸ばしてきた一夫と、信州で明るくて大らかなまま育ってきた一美。
時の隔たりはあるけれど、どこか気の合う感じは変わらなかった。
その日の帰り道、つもる話をしながら懐かしい場所を巡っていた二人は一美の家に立ち寄った。
蕎麦屋を営む一美の一家は、お祖父さんから幼い姪までいる大家族だ。
一夫を懐かしむ間も無く、誰もが慌しく働いている。
そんな中、お祖父さんの勧めもあって美味しい水を飲むことの出来る泉へと向かった。
二人が泉を囲むように向かい合って水を飲もうとしたところ、ふとした拍子に二人とも泉へ落ちてしまう。
慌ててもつれ合いながら水の外へ出た二人は、濡れた服を乾かすためにそれぞれの自宅へと帰った。
だが、なんと二人の心と身体は入れ替わっていた…
前作は異性への興味を抱き始めた主人公たちの戸惑いと共に
淡い恋心が生まれていく可愛い青春物語という記憶があります。
今回は特にラストが思いっきり変わっていて
人生と死を見つめるような切ない物語になっていました。
観終わった時、“さよなら、あなた”という言葉の哀しみと愛しさが心に響いてきました~
幼い恋心と少しずつ広がっていく世界にときめきを感じ始めた中学生たち。
そんな中学生の一夫と一美に突然、とんでもないことが起きてしまいます。
互いの心が入れ替わってしまったのです。
仕方なく互いの身体に入ったまま、相手の家族と暮らすことにしました。
でも、どんなに頑張ってもやはり慣れないことばかりで失敗の連続です。
二人の家族は二人の変わりように違和感を受けますけど、
時間が経つにつれ二人はそれぞれの家族の中で上手く暮らしていけるようになってきました。
そんなある日、一美の身体の中にいた一夫は身体に異変を感じ始めます。
その異変は二人の運命を大きく揺さぶり始めました。
それにしても主演を演じた蓮佛美沙子さんはキュートですね。
初主演とは思えない存在感です。
潔くも感じる彼女の飾らない真っ直ぐな演技が
この物語に切ないけれどすがすがしい余韻を与えてくれた気がしました。
この作品を観た後なら、『その日のまえに』をもう少し理解できたかなあとちょっと思った1本です。
監督:大林宣彦 出演:蓮佛美沙子 森田直幸 清水美砂 厚木拓郎
2007年 日本
(20090421)
公開の頃から気になっていたのですけど、やっとDVDで観ました。
予想以上に切なくて心に残る物語でした(T_T)
一夫(森田直幸)は両親の離婚により、幼い頃を過ごした母の故郷・信州へと転校してきた。
中学校の教室へ行くと、そこは偶然にも幼なじみの一美(蓮佛美沙子)がいるクラスだった。
信州を離れた後にピアノの才能を伸ばしてきた一夫と、信州で明るくて大らかなまま育ってきた一美。
時の隔たりはあるけれど、どこか気の合う感じは変わらなかった。
その日の帰り道、つもる話をしながら懐かしい場所を巡っていた二人は一美の家に立ち寄った。
蕎麦屋を営む一美の一家は、お祖父さんから幼い姪までいる大家族だ。
一夫を懐かしむ間も無く、誰もが慌しく働いている。
そんな中、お祖父さんの勧めもあって美味しい水を飲むことの出来る泉へと向かった。
二人が泉を囲むように向かい合って水を飲もうとしたところ、ふとした拍子に二人とも泉へ落ちてしまう。
慌ててもつれ合いながら水の外へ出た二人は、濡れた服を乾かすためにそれぞれの自宅へと帰った。
だが、なんと二人の心と身体は入れ替わっていた…
前作は異性への興味を抱き始めた主人公たちの戸惑いと共に
淡い恋心が生まれていく可愛い青春物語という記憶があります。
今回は特にラストが思いっきり変わっていて
人生と死を見つめるような切ない物語になっていました。
観終わった時、“さよなら、あなた”という言葉の哀しみと愛しさが心に響いてきました~
幼い恋心と少しずつ広がっていく世界にときめきを感じ始めた中学生たち。
そんな中学生の一夫と一美に突然、とんでもないことが起きてしまいます。
互いの心が入れ替わってしまったのです。
仕方なく互いの身体に入ったまま、相手の家族と暮らすことにしました。
でも、どんなに頑張ってもやはり慣れないことばかりで失敗の連続です。
二人の家族は二人の変わりように違和感を受けますけど、
時間が経つにつれ二人はそれぞれの家族の中で上手く暮らしていけるようになってきました。
そんなある日、一美の身体の中にいた一夫は身体に異変を感じ始めます。
その異変は二人の運命を大きく揺さぶり始めました。
それにしても主演を演じた蓮佛美沙子さんはキュートですね。
初主演とは思えない存在感です。
潔くも感じる彼女の飾らない真っ直ぐな演技が
この物語に切ないけれどすがすがしい余韻を与えてくれた気がしました。
この作品を観た後なら、『その日のまえに』をもう少し理解できたかなあとちょっと思った1本です。
監督:大林宣彦 出演:蓮佛美沙子 森田直幸 清水美砂 厚木拓郎
2007年 日本
(20090421)
『転校生』を大林監督はリメイクしていたのですね。存じ上げませんでした。是非観賞したくなりました…。大林監督の映画は好きで、以前尾道のロケ地を散策させて頂いた事がありますが、とても楽しかったです。
by おぉ!次郎 (2009-05-12 05:22)
xml_xslさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-05-12 12:36)
おぉ!次郎さんへ
こんにちは。nice&コメントをありがとうございました!
尾道はよさそうなところですね。
いつか訪ねてみたいなあと思う場所です☆
この作品は大林監督らしく、切ないけれどしみじみと心に残る作品でした。
私は昔の尾道三部作くらいしか見たことのない監督さんなのですけど
この作品もちょっと懐かしくて優しい雰囲気の作品でした。
機会がありましたら、ぜひ、ご覧になってみてくださいね(^^)
by non_0101 (2009-05-12 12:43)
takemoviesさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-05-12 12:48)
蓮佛美沙子さんは、「バッテリー」で観ていたはずですが、記憶にありません。まだ10代ですので、これからが楽しみですね。
昔、娘と父が心身入れ替わるテレビドラマを見た記憶ありますね。
by たいちさん (2009-05-12 22:47)
たいちさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
“娘と父”もテレビドラマでありましたよね~
蓮佛美沙子さんは「バッテリー」では確か主人公の同級生役だった気がします。
主人公と電話をしているシーンが一番記憶に残っているような…
これからもどんどん活躍して欲しい女優さんですね☆
by non_0101 (2009-05-12 23:58)
コノ作品は、リメイクの中では傑作だと思います
ラストは号泣していました
by 魚河岸おじさん (2009-05-13 14:15)
魚河岸おじさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
ここまで切ない話だとは知らずに観たので、かなりショックでした。
あのラストは泣けますよね~
でも、観て良かったと思う作品でした☆
by non_0101 (2009-05-14 01:03)