酔いがさめたら、うちに帰ろう。 [や・ら・わ行]
鴨志田穣著の自伝的な同名小説を映画化した作品です。
浅野忠信さんと永作博美さんの写った写真を見て、どんな作品になっているのだろうなあと期待していました。
アルコール依存症から立ち直ろうとする主人公と彼を取り巻く家族たちの姿に深く考えさせられました。
物語は深刻な状況の中を何となくのんびりした雰囲気で進んで行きました。
戦場カメラマンであり、作家でもある鴨志田穣が自身をモデルに描いた物語です。
鴨志田さんは漫画家の西原理恵子さんと結婚して子宝にも恵まれますけど、アルコール依存症の悪化で離婚します。
この映画の主人公・塚原も自分ではそんな状況ではまずいと分かっているのですけど、アルコールから離れることが出来ません。
アルコールは今日で終わり。来週はしらふで家族(元妻&息子&娘)に会うんだ…と言いつつも泥酔していきます。
そんな彼の身体はもうボロボロになっていました。
彼の身体は肝臓をはじめとして、消化器系も酷いものでした。
特に10回も激しい吐血をしていて、次が起きたら命は無いと言われています。
診てもらった医師たちは、みな開口一番「よく生きてますね~」と笑います。
もう、笑ってしまうような状態なのです。
彼の身体を蝕んでいるのはアルコール依存症です。
この病気は精神疾患で、根本的な完治の難しい病気でもあります。
彼はアルコール依存症を治そうと病院へ通い始めますけど、薬を飲んでいても
つい、これくらいなら大丈夫かなとアルコールを飲んでしまいます。
そんな状況を見かねた家族は彼をアルコール依存症病棟のある精神病院へ入院させました。
そこで彼は様々な患者と出会い、ゆっくりと自分を見つめなおしていきます。
その病院や患者たちの様子はちょっとコミカルに描かれていて、ところどころで笑ってしまいました(^^ゞ
それにしても、浅野忠信さんは監督さんが彼を思い浮かべながら脚本を書いたというだけあって良かったです~
主人公が乗り移ったような演技で、アルコール依存症を静かに見つめるマイペースな塚原を演じていました。
彼と離婚しながらも近所に住んで彼を支えていく元妻役の永作博美さんも
ちょっと度胸のあるサバサバした女性を素敵な笑顔で演じていました。
また、アルコール依存症病棟にいる患者たちも、思わず笑ってしまうほど役者が揃っていて面白かったです。
全体的にはアルコール依存症の物語なのですけど、家族の絆とか夫婦の絆などのシーンも多くあって、いろいろ考えさせられました。
きっと観る人によって思うことが違ってくる作品かも知れません。
観終わった時、またしばらくしたら観直してみたいなあと感じた1本です。
監督:東陽一 出演:浅野忠信 永作博美 香山美子 市川実日子 利重剛 高田聖子 柊瑠美 螢雪次朗 光石研 北見敏之 滝藤賢一 志賀廣太郎
2010年 日本
(20101023)
→公式サイトはこちらへ
追伸
この映画は東京国際映画祭で観ました。公開は12月4日以降の予定です。
浅野忠信さんと永作博美さんの写った写真を見て、どんな作品になっているのだろうなあと期待していました。
アルコール依存症から立ち直ろうとする主人公と彼を取り巻く家族たちの姿に深く考えさせられました。
物語は深刻な状況の中を何となくのんびりした雰囲気で進んで行きました。
戦場カメラマンであり、作家でもある鴨志田穣が自身をモデルに描いた物語です。
鴨志田さんは漫画家の西原理恵子さんと結婚して子宝にも恵まれますけど、アルコール依存症の悪化で離婚します。
この映画の主人公・塚原も自分ではそんな状況ではまずいと分かっているのですけど、アルコールから離れることが出来ません。
アルコールは今日で終わり。来週はしらふで家族(元妻&息子&娘)に会うんだ…と言いつつも泥酔していきます。
そんな彼の身体はもうボロボロになっていました。
彼の身体は肝臓をはじめとして、消化器系も酷いものでした。
特に10回も激しい吐血をしていて、次が起きたら命は無いと言われています。
診てもらった医師たちは、みな開口一番「よく生きてますね~」と笑います。
もう、笑ってしまうような状態なのです。
彼の身体を蝕んでいるのはアルコール依存症です。
この病気は精神疾患で、根本的な完治の難しい病気でもあります。
彼はアルコール依存症を治そうと病院へ通い始めますけど、薬を飲んでいても
つい、これくらいなら大丈夫かなとアルコールを飲んでしまいます。
そんな状況を見かねた家族は彼をアルコール依存症病棟のある精神病院へ入院させました。
そこで彼は様々な患者と出会い、ゆっくりと自分を見つめなおしていきます。
その病院や患者たちの様子はちょっとコミカルに描かれていて、ところどころで笑ってしまいました(^^ゞ
それにしても、浅野忠信さんは監督さんが彼を思い浮かべながら脚本を書いたというだけあって良かったです~
主人公が乗り移ったような演技で、アルコール依存症を静かに見つめるマイペースな塚原を演じていました。
彼と離婚しながらも近所に住んで彼を支えていく元妻役の永作博美さんも
ちょっと度胸のあるサバサバした女性を素敵な笑顔で演じていました。
また、アルコール依存症病棟にいる患者たちも、思わず笑ってしまうほど役者が揃っていて面白かったです。
全体的にはアルコール依存症の物語なのですけど、家族の絆とか夫婦の絆などのシーンも多くあって、いろいろ考えさせられました。
きっと観る人によって思うことが違ってくる作品かも知れません。
観終わった時、またしばらくしたら観直してみたいなあと感じた1本です。
監督:東陽一 出演:浅野忠信 永作博美 香山美子 市川実日子 利重剛 高田聖子 柊瑠美 螢雪次朗 光石研 北見敏之 滝藤賢一 志賀廣太郎
2010年 日本
(20101023)
→公式サイトはこちらへ
追伸
この映画は東京国際映画祭で観ました。公開は12月4日以降の予定です。
アルコール依存症専門病棟があるとは知りませんでした。浅野忠信さんにピッタリな役だと思いますね。
by たいちさん (2010-10-24 11:40)
たいちさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
「ヴィヨンの妻」の時もですけど、浅野忠信さんはこういう役が上手いですね~
特に今回は何となくのんびりしたズレ方をしているキャラクターだったので
あの笑顔がぴったりでした☆
by non_0101 (2010-10-24 23:23)
ぷりんさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-10-24 23:23)
@ミックさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-10-24 23:24)
なぎ猫さんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-10-24 23:24)
yamachanさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-10-24 23:25)
雨香さんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-10-24 23:26)
モカソフトさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-10-24 23:26)
月夜空さんへ
こんばんは。niceをありがとうございました
by non_0101 (2010-10-27 00:19)
zeroさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-10-27 00:20)
ヒロさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-10-27 00:22)
おさむさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-10-27 00:23)
よってさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-10-27 00:25)
thisisajinさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-10-27 00:26)
翡翠さんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-10-27 00:28)
himakkoさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-10-27 00:29)
りぼんさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-10-27 00:31)
ぷりしら19号さんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2011-04-30 22:57)