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ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ [な行]

1950年代のリバプールを舞台に少年時代のジョン・レノンを描いた青春ドラマです。
予告編では伯母と母が登場する複雑な家庭環境で悩む姿が映し出されていて気になっていました。
予想以上に悪ガキだったジョンが切なくもちょっと可愛く見えました。

授業に集中出来ずに学校で叱られてばかりのジョン(アーロン・ジョンソン)は、
家でも厳格なミミ伯母さん(クリスティン・スコット・トーマス)に態度の悪さを叱られてばかり。
でも、楽しくて優しいジョージ伯父さん(デヴィッド・スレルフォール)はいつもさり気無い気遣いでジョンを笑顔にしてくれた。
ある日、ジョージ伯父さんが1階から線を引いて、2階のジョンの部屋でラジオを聞けるようにしてくれた。
1階ではクラシック好きのミミ伯母さんがチャンネルを変えさせてくれないのだ。
だが、自分の部屋では自由に自分の好きなロックンロールを聴くことが出来る。
ジョンとジョージ伯父さんは大好きな音楽を聞きながら、うっとりとした笑顔でベッドに寝っころがっていた。
そろそろ行くからと伯父さんが部屋を出ようとしたところ、バタンと倒れてしまった。
一瞬、笑ってしまったジョンだったが、呼びかけても伯父さんは全く反応をしない。
救急車で病院へ運ばれた伯父さんは、そのまま亡くなってしまう。
その知らせを聞いたジョンはミミ伯母さんへ泣きながら抱きつこうとしたが、
伯母さんはそんな彼の手を振りほどくと、甘えるなと言わんばかりに部屋を出て行った…

無邪気で悪ガキなジョンが夢中になったのはバンドでした~

幼い頃に伯母夫婦に引き取られ、16歳になったジョン。彼は実の母親の顔を知りません。
彼はジョージ伯父さんのお葬式で、自分を見つめている女性の存在に気付きます。
仲の良いいとこにその女性のことを聞くと、微妙な反応をします。
実はその女性こそ、ミミ伯母さんの妹でジョンを産んだ母親ジュリア(アンヌ=マリー・ダフ)だったのです。
そしていとこは彼をジュリアの家まで案内してくれました。

突然にやって来たジョンをジュリアはまるで夢がかなったかのように喜びます。
ジュリアは内縁の夫ボビー(デヴィッド・モリッシー)との間に二人の娘がおり、幸せに暮らしています。
それでもジョンを忘れたことはありません。
ジュリアはまるで最愛の恋人に再会したかのようにはしゃぎ、笑顔でジョンと遊ぼうとします。
手放しで自分を受け入れてくれる笑顔をとても嬉しく感じたジョンは、それから時間を作ってはジュリアに会いに来るようになりました。

バスの中での悪戯が学校にバレたため停学になったジョンは、停学の事実をミミ伯母さんに隠して
ジュリアの家で時間を過ごすようになります。
さすがに困ったジュリアはジョンに自分の得意なバンジョーの弾き方を教え始めると、彼は次第に楽器演奏に夢中になっていきます。
でも、楽しい日々は続きません。ミミ伯母さんに停学が発覚し、ジョンはジュリアに自分を彼女の家へ置いてくれと懇願します。
でも、彼女は夫ボビーの説得を聞いて、再びジョンをミミの下へ手放してしまいました。

全体的には母親の愛の物語が中心ですけど、観ていて興味深かったのはジョンが音楽の道へ入っていくところです。
彼は元々ロック好きでしたけど、実の母と出会って楽器を弾くことを覚えます。
やがて自分が中心になって仲間たちでバンドを作り、演奏活動を始めます。
ジョンをはじめ、技術的にはほとんど素人のバンドです。
それでもロックを演奏することで人の目を引き、やがてポール・マッカートニー(トーマス・ブローディ・サングスター)と出会います。
面白かったのはガキ大将的な悪ガキのジョンに比べて、ポールは真面目で技術的にも高いところです。
独学でいくつかのコードを知っているだけだったジョンは、ポールにギターの弾き方を教わります。
最初はポールに教わっていたのか~とビートルズについてあまり知らなかった私はちょっと感動でした。

バックに流れている音楽の数々を心地よく思いながら、
この少年たちか世界を圧倒するロックバンドになったのだなあとしみじみ感じた1本です。

hitsuji_NOWHERE-BOY.jpg

監督:サム・テイラー=ウッド 出演:アーロン・ジョンソン アンヌ=マリー・ダフ クリスティン・スコット・トーマス デヴィッド・スレルフォール デヴィッド・モリッシー マス・ブローディ・サングスター トーマス・ブローディ・サングスター サム・ベル
2009年 イギリス/カナダ 原題:NOWHERE BOY
(20101122)

→公式サイトはこちらへ http://nowhereboy.gaga.ne.jp/


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コメント 11

きさ

試写で見ました。
ジョン役のアーロン・ジョンソンは若い頃のジョン・レノンにそっくりです。
ジョンの組んだ最初のバンド、クオリーメンが忠実に再現されるあたりはビートルズファンには嬉しいですね。
ポールとジョージに出会うあたりはわくわくしますが、ポールが似ていないのがちょっと残念。
ラストはそれなりに救いのある結末になっていますが、エンド
タイトルでの「マザー」が切ないです。

調べたらジョンを実質的に育てたミミ伯母さんは、ジョンの死後'92年に亡くなったのだそうです。

by きさ (2010-11-26 05:37) 

たいちさん

ビートルズを結成するまでの物語なんですね。ちょっと興味がありますね。機会あれば観たいですね。
by たいちさん (2010-11-26 15:56) 

non_0101

きささんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
アーロンは若い頃のジョン・レノンにそっくりなのですか~
笑顔が魅力的でした(^^ゞ
私はビートルズのことは有名な曲を知っているくらいだったので、
この作品でいろいろ知ることが出来ました。
クオリーメンの誕生の様子は観ていて楽しかったです。
出来たらもう一度、観直してみたいです☆
by non_0101 (2010-11-26 23:37) 

non_0101

たいちさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
ジョン・レノンの生い立ちと青春時代を描いた作品でした。
当時を物語るような曲もたくさん出てきて、音楽だけでも楽しかったです。
機会がありましたら、ぜひチャレンジしてみてくださいね☆
by non_0101 (2010-11-26 23:43) 

non_0101

おさむさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-11-26 23:44) 

non_0101

月夜空さんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2010-11-26 23:46) 

きさ

そうそう、今年はジョンの生誕70年で、死後30年。
ビートルズは結成50年で解散40年だそうです。
by きさ (2010-11-26 23:58) 

non_0101

きささんへ
そうなのですか!
生きていたら70歳だったのですね。
もしかしたら、今でも活躍していたかも知れないですね。
結成50年というのも時代を感じます☆
by non_0101 (2010-11-27 09:23) 

なぎ猫

こんにちは。ポール役の男の子、やけに可愛くて。優等生的なポールにジョンがギターのコード習うところ、ちょっと微笑ましかったですね。あえて、ザ・ビートルズの名を出さないところがよかったです。ジョンは永遠なり。
by なぎ猫 (2010-11-27 09:48) 

non_0101

なぎ猫さんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
ポールにジョンがギターのコード習うシーンはいいですよね~
こんなに仲が良かったのだなあとしみじみ思ってしまいました。
ポール役のトーマス君は以前から子役で活躍していた俳優さんですよね。
大人になりましたね☆
by non_0101 (2010-11-27 21:52) 

non_0101

モカソフトさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2011-12-17 22:20) 

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