裏切りのサーカス [う]
ジョン・ル・カレ著の『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』を映画化した作品です。
予告編を観た時から、こんな豪華キャストでどんな物語が描かれているのだろうかと気になっていました。
1970年代の英国情報部を舞台に二重スパイをめぐる、ル・カレらしい緊張感の漂うサスペンスでした。
複雑な人間関係の中でこの人たちは何を考えているのだろうと思いながら観ていました。
英国情報部<サーカス>の中でも一目を置かれているグループがありました。
メンバーはリーダーのコントロール(ジョン・ハート)と5人の幹部で、
ヘイドン(コリン・ファース)、アレリン(トビー・ジョーンズ)、ブランド(キアラン・ハインズ)、
エスタヘイス(デヴィット・デンシック)、スマイリー(ゲイリー・オールドマン)。
また、その下には彼らの命令によって現場で任務を行う実働部隊がいました。
優秀なスパイであるコントロールは以前から情報部に二重スパイ“もぐら”がいると疑っていましたが、
最近ではそのもぐらがグループ5人の中の誰かだという確信を持ち始めていました。
そんなある日、コントロールの元に敵国の大物スパイについての情報が入り、
実働部隊のジム・プリドー(マーク・ストロング)が接触するためにハンガリーへ送り込まれます。
でも、それは敵の罠でした。
ジムはその場で撃たれて瀕死の重傷を負い、消息を絶ってしまいます。
英国情報部の汚名になったその失敗を機にコントロールは引退を余儀なくされ、
彼の片腕だったスマイリーも共に引退をすることになりました。
そして1年後、情報部を管轄する次官レイコンに呼び出されたスマイリーは、
かつてコントロールが疑っていた二重スパイの調査を密かに依頼されました。
それにしても複雑な人間関係でした~
なにせみんなスパイなので、必要以上に言葉を話しません。というか、とても口数が少ないです。
出だしは本当に台詞が少なくて、表情から状況を読み取るのに必死でした。
でも、その静けさこそがこの物語なのだなと思いながら観ていました。
そして、いつの間にか役者陣の重厚な演技に魅せられていました。
観終った時、原作を読みたくなりました。
その後にもう一度じっくりと映画を堪能してみたいなあと感じた1本です。
監督:トーマス・アルフレッドソン 出演:ゲイリー・オールドマン コリン・ファース トム・ハーディ トビー・ジョーンズ マーク・ストロング ベネディクト・カンバーバッチ キアラン・ハインズ ジョン・ハート
2011年 イギリス/フランス/ドイツ 原題:TINKER TAILOR SOLDIER SPY
→公式サイトはこちらへ http://uragiri.gaga.ne.jp/
追伸
この映画は試写会で観ました。公開は4月21日以降の予定です。
予告編を観た時から、こんな豪華キャストでどんな物語が描かれているのだろうかと気になっていました。
1970年代の英国情報部を舞台に二重スパイをめぐる、ル・カレらしい緊張感の漂うサスペンスでした。
複雑な人間関係の中でこの人たちは何を考えているのだろうと思いながら観ていました。
英国情報部<サーカス>の中でも一目を置かれているグループがありました。
メンバーはリーダーのコントロール(ジョン・ハート)と5人の幹部で、
ヘイドン(コリン・ファース)、アレリン(トビー・ジョーンズ)、ブランド(キアラン・ハインズ)、
エスタヘイス(デヴィット・デンシック)、スマイリー(ゲイリー・オールドマン)。
また、その下には彼らの命令によって現場で任務を行う実働部隊がいました。
優秀なスパイであるコントロールは以前から情報部に二重スパイ“もぐら”がいると疑っていましたが、
最近ではそのもぐらがグループ5人の中の誰かだという確信を持ち始めていました。
そんなある日、コントロールの元に敵国の大物スパイについての情報が入り、
実働部隊のジム・プリドー(マーク・ストロング)が接触するためにハンガリーへ送り込まれます。
でも、それは敵の罠でした。
ジムはその場で撃たれて瀕死の重傷を負い、消息を絶ってしまいます。
英国情報部の汚名になったその失敗を機にコントロールは引退を余儀なくされ、
彼の片腕だったスマイリーも共に引退をすることになりました。
そして1年後、情報部を管轄する次官レイコンに呼び出されたスマイリーは、
かつてコントロールが疑っていた二重スパイの調査を密かに依頼されました。
それにしても複雑な人間関係でした~
なにせみんなスパイなので、必要以上に言葉を話しません。というか、とても口数が少ないです。
出だしは本当に台詞が少なくて、表情から状況を読み取るのに必死でした。
でも、その静けさこそがこの物語なのだなと思いながら観ていました。
そして、いつの間にか役者陣の重厚な演技に魅せられていました。
観終った時、原作を読みたくなりました。
その後にもう一度じっくりと映画を堪能してみたいなあと感じた1本です。
監督:トーマス・アルフレッドソン 出演:ゲイリー・オールドマン コリン・ファース トム・ハーディ トビー・ジョーンズ マーク・ストロング ベネディクト・カンバーバッチ キアラン・ハインズ ジョン・ハート
2011年 イギリス/フランス/ドイツ 原題:TINKER TAILOR SOLDIER SPY
→公式サイトはこちらへ http://uragiri.gaga.ne.jp/
追伸
この映画は試写会で観ました。公開は4月21日以降の予定です。
ま、まさかジョン・ル・カレの名をここで見かけるとは・・・。
小説「寒い国から帰ってきたスパイ」は傑作です(未映画化?)。
by k_iga (2012-04-14 01:06)
おはようございます。
この映画観たいんですけど私のところは
公開未定なのです(^^;
ゲイリー・オールドマン観たかったのに・・・
原作本を買ったので今度読もうと思います(^^)
by macaron (2012-04-14 06:22)
うーむ、そそられますねえ。
nonさん、いつもながらコメント上手!^^
福岡では5月下旬の公開です。
観に行きたいと思います!
by song4u (2012-04-14 08:59)
k_igaさんへ
こんにちは。nice&コメントをありがとうございました!
ジョン・ル・カレはちゃんと読んでみたいと思いつつ未読のままです~
究極のスパイ小説ですよね。
もう少し落ち着いたらチャレンジしたいです☆
by non_0101 (2012-04-14 10:05)
月夜のうずのしゅげさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-04-14 10:05)
スパイ映画は好きな分野です。アクションの少ないスパイ映画ですので、興味があります。観たい作品ですね。
by たいちさん (2012-04-14 10:12)
macaronさんへ
こんにちは。nice&コメントをありがとうございました!
そうなのですか(T_T) ぜひ公開して欲しいですね。
ゲイリー・オールドマンはとても渋い存在感でした。
私も原作本にチャレンジしたいです☆
by non_0101 (2012-04-14 10:13)
song4uさんへ
こんにちは。nice&コメントをありがとうございました!
とてもイギリスらしい雰囲気のある作品でした~
ぜひ、1970年代のスパイの世界を楽しんでくださいね☆
by non_0101 (2012-04-14 10:20)
nikiさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-04-14 10:20)
たいちさんへ
こんにちは。nice&コメントをありがとうございました!
今時のアクション満載な作品とは違って、
情報分析と静かな推理で進んでいく物語でした。
機会がありましたら、ぜひチャレンジしてみてくださいね☆
by non_0101 (2012-04-14 10:22)
こんばんは。
これ、いまムチャクチャ観たいと思っている1本です。
「1度目、あなたを欺く。2度目、真実が見える。」というコピーに乗せられて2回観に行くかも....
by 怪しい探麺隊 (2012-04-14 20:50)
こんばんは。
キャストが豪華ですね~。ゲイリー・オールドマンが好きなので、
観たいなと思っています。コリン・ファースもいいですよね。
by coco030705 (2012-04-14 20:53)
怪しい探麺隊さんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
英国らしい雰囲気のサスペンスでした。
私も2回目にチャレンジしたいです☆
by non_0101 (2012-04-15 00:31)
cocoさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
イギリスを代表する役者が揃っている感じでした。
さすがは人気作家の小説の映画化ですね。
久々に渋いゲイリー・オールドマンでした☆
by non_0101 (2012-04-15 00:34)
nikiさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-04-15 20:57)
KEIさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-04-15 20:58)
エコピーマンさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-04-15 20:58)
HIROMIさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-04-15 20:58)
まぁくんさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-04-15 21:18)
ブラザーボブかきもとさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-04-15 21:18)
beamuseさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-04-15 21:19)
yonta*さんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-04-15 21:19)
成瀬さんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-04-19 23:17)
タッチおじさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-04-19 23:17)
あいか5drrさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2012-04-30 18:46)
面白かったですが、かなりお話の説明は不親切な映画なので、原作を読んでいない場合、以下をチェックしておいた方がいいでしょう。
公式サイト:
http://uragiri.gaga.ne.jp/index.html?cast
「必読」と登場人物の相関図が載っています。
ル・カレの原作は未読ですが、60年代から70年代はフレミングのボンドシリーズと合わせてスパイ小説として人気があり、作家の都筑道夫はアソビスパイ派の代表にプレミングを、マジメスパイ派の代表にル・カレをあげていました。
ル・カレは80歳で健在で、制作や脚本だけでなくパーティーのシーンに出演もしているそうです。
この映画全体に女性の扱いが冷たいですね。
イリーナ役のスヴェトラーナ・コドチェンコワが美しいのですが、
扱いは、、ちょっと残念。
by きさ (2012-05-02 13:17)
きささんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
私も人物だけはチェックしました。ただし見た後に^_^;
予備知識無く見たので、復習をしないと理解しにくかったです。
この世界は英国独特の世界ですよね~
今、「寒い国から帰ってきたスパイ」にチャレンジ中です☆
by non_0101 (2012-05-02 21:41)
こんばんは。先ほどはご訪問有難うございました。
ほんとうに原作を読みたくなるような、面白い作品でしたね。
またこういうリアルなスパイ映画を観てみたいものです。
by coco030705 (2012-05-06 23:42)
cocoさんへ
こんにちは。こちらこそありがとうございます♪
この複雑さは文字から入った方が分かりやすいかもと知れませんね。
今、掛け持ちの中で「寒い国から帰ってきたスパイ」を読んでいます。
これも本当に厳しい雰囲気の物語です☆
by non_0101 (2012-05-07 08:35)