ブラック・クランズマン [は行]
アカデミー賞でも話題になったスパイク・リー監督の最新作です。
黒人刑事がコンビを組んであのKKKに潜入捜査ってどうなるのだろうと気になっていました。
コミカルに進む1970年代の物語とその後の現実に、様々な想いを感じるような作品でした。
コロラド州コロラドスプリングスの警察署に貼られていた警察官募集の貼紙を見た黒人のロン・ストールワース
(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は希望に胸を膨らませて面接を受けていました。
募集要項には人種を問わないと書いてあったからです。
でも、ニューヨーク等の都会はともかく、コロラドスプリングスでは黒人の警察官は採用されたことがありません。
ロンを面接した署長たちが、黒人初の警察官になる危惧を伝えても、
彼は警察官として活躍する夢を叶えることで頭がいっぱいでした。
そんなロンの最初の配属は裏方の資料室でした。
そこに来る白人の警察官は差別の意識が強く、当然のようにロンに嫌がらせをしてきます。
毎日、嫌がらせを強気ではね返してきたロンでしたけど次第に嫌気が差して爆発し、
どうしても潜入捜査官になりたいと直訴しました。
とうとう希望が叶って情報部に配属換えとなった彼は、自分で何かをしてみたいと考えます。
そして、新聞広告に載っていたKKKの電話番号に電話をかけて、白人至上主義者のふりをしながら
相手に気に入られるように話しを始めました。
それにしても、さすがはスパイク・リー監督ですね。楽しい物語だけでは終わりません。
最後まで観ると、監督の伝えたかったことが分かってきます。
ロンと相棒になったフリップ(アダム・ドライバー)の活躍で、KKKの事件は解決します。
でも、いくら町で起きた一つの事件を解決しても、世界は変わらないのかも知れません。
何があっても人は、自分が正しいと思うことを変えたりはしないのかも知れません。
また、映画によって創り上げられた偏見の世界がここまで広がることもあるのかと思うと怖かったです。
映画が様々な世界を伝えてくれても、監督さんや作り手の意図で創られているということを
改めて見せ付けられた気がしました。
それでも、この作品がアカデミー賞で話題になったのは、今の現状を変えたいという多くの想いが
あったからこそだとも感じました。
観終った時、この映画で感じた怖さを忘れないでおかなくちゃと思った1本です。
監督:スパイク・リー 出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン アダム・ドライバー ローラ・ハリアー コーリー・ホーキンズ トファー・グレイス
2018年 アメリカ 原題:BLACKKKLANSMAN
(20190423)
→公式サイトはこちらへ https://bkm-movie.jp/
黒人刑事がコンビを組んであのKKKに潜入捜査ってどうなるのだろうと気になっていました。
コミカルに進む1970年代の物語とその後の現実に、様々な想いを感じるような作品でした。
コロラド州コロラドスプリングスの警察署に貼られていた警察官募集の貼紙を見た黒人のロン・ストールワース
(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は希望に胸を膨らませて面接を受けていました。
募集要項には人種を問わないと書いてあったからです。
でも、ニューヨーク等の都会はともかく、コロラドスプリングスでは黒人の警察官は採用されたことがありません。
ロンを面接した署長たちが、黒人初の警察官になる危惧を伝えても、
彼は警察官として活躍する夢を叶えることで頭がいっぱいでした。
そんなロンの最初の配属は裏方の資料室でした。
そこに来る白人の警察官は差別の意識が強く、当然のようにロンに嫌がらせをしてきます。
毎日、嫌がらせを強気ではね返してきたロンでしたけど次第に嫌気が差して爆発し、
どうしても潜入捜査官になりたいと直訴しました。
とうとう希望が叶って情報部に配属換えとなった彼は、自分で何かをしてみたいと考えます。
そして、新聞広告に載っていたKKKの電話番号に電話をかけて、白人至上主義者のふりをしながら
相手に気に入られるように話しを始めました。
それにしても、さすがはスパイク・リー監督ですね。楽しい物語だけでは終わりません。
最後まで観ると、監督の伝えたかったことが分かってきます。
ロンと相棒になったフリップ(アダム・ドライバー)の活躍で、KKKの事件は解決します。
でも、いくら町で起きた一つの事件を解決しても、世界は変わらないのかも知れません。
何があっても人は、自分が正しいと思うことを変えたりはしないのかも知れません。
また、映画によって創り上げられた偏見の世界がここまで広がることもあるのかと思うと怖かったです。
映画が様々な世界を伝えてくれても、監督さんや作り手の意図で創られているということを
改めて見せ付けられた気がしました。
それでも、この作品がアカデミー賞で話題になったのは、今の現状を変えたいという多くの想いが
あったからこそだとも感じました。
観終った時、この映画で感じた怖さを忘れないでおかなくちゃと思った1本です。
監督:スパイク・リー 出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン アダム・ドライバー ローラ・ハリアー コーリー・ホーキンズ トファー・グレイス
2018年 アメリカ 原題:BLACKKKLANSMAN
(20190423)
→公式サイトはこちらへ https://bkm-movie.jp/
song4uさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2019-05-04 22:49)
soramoyouさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2019-05-04 22:50)
@ミックさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2019-05-04 22:50)
鉄腕原子さんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2019-05-04 22:51)
ハマコウさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2019-05-04 22:51)
KINYANさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2019-05-04 22:52)
tommy88さんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2019-05-04 22:52)
たいちさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2019-05-04 22:53)
SORIさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2019-05-04 22:53)
こんにちは。
KKKと聞いただけで、怖そう(*_*; と思ってしまいました。
スパイク・リーは、色々問題作を創っていてすごいですね。
by coco030705 (2019-05-05 18:16)
cocoさんへ
こんにちは。nice&コメントをありがとうございました!
ちょっと田舎のゆるい雰囲気でストーリーが展開されていくのですけど
最後はぞっとさせられました。
スパイク・リー監督らしいラストでした☆
by non_0101 (2019-05-06 16:10)
einsteinさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2019-05-06 16:11)
ありささんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2019-05-06 16:11)
ネオ・アッキーさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2019-05-06 16:12)
怪しい探麺隊さんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2019-05-06 16:12)