マーティン・ハリス教授(リーアム・ニーソン)は学会へ出席するためにベルリンへとやってきた。
美しく仲の良い妻リズ(ジャニュアリー・ジョーンズ)も一緒だ。
二人並んで入国カウンターを抜け、空港からタクシーに乗ってホテルへと着いたが、
そこでハリスは大切な鞄を空港へ忘れたことに気付く。
妻にホテルのチェックインを任せていた彼は、慌ててホテルの入り口からタクシーを拾うと空港へと急いだ。
だが、前を走っていたトラックの荷台から荷物が落ちる事故に巻き込まれ、川へ転落してしまう。
運転手(ダイアン・クルーガー)の機転で何とか水没からは免れたが、心肺停止状態に陥ってしまった…
謎が解けていくに連れてハリスはどんどん強くなっていきました~
自動車事故で、事故直前の記憶を失った男の物語です。
彼は事故で4日間昏睡状態に陥って目が覚めると、“ハリス教授”には別人が成り代わっていました。
いくら自分がハリスだと主張しても、相手にハリスであるという証拠を突きつけられてしまいます。
頼みの妻も知らない男だと言ってそっぽを向いてしまう始末。
でも、行く当てもないまま彷徨っていると、自分を付けねらっている男がいることに気付きます。
彼は自分を取り戻すために行動に出ます。
事故を起こしたタクシーを運転していた運転手を見つけ出して会いに行ったり、
自分を知ってそうな人物とコンタクトを取ろうとします。
でも、みんな空振りで埒があきません。
そのうちに、本格的に命を狙われ始めてしまいました。
それにしても、事故が起きてからの主人公は大変でした~
自分が何者かも分らなくなるし、命は狙われるし、愛する妻には相手にしてもらえないし…
主人公と一緒に路頭に迷ってしまった気分になりました。
それでも、突き止めてしまう展開やからくりは面白かったです。
そして、何と言っても最後にはリーアム・ニーソンが強かったです(^^ゞ
つっこみどころはいろいろありましたけど、ダークな雰囲気をみせるベルリンの街と
俳優たちの演技は見ごたえがありました。
観終わった時、最近のリーアム・ニーソンはいつも痛そうだなとちょっと思った1本です。
監督:ジャウマ・コレット=セラ 出演:リーアム・ニーソン ダイアン・クルーガー ジャニュアリー・ジョーンズ ブルーノ・ガンツ エイダン・クイン フランク・ランジェラ
2011年 アメリカ 原題:UNKNOWN
(20110425)
→公式サイトはこちらへ http://wwws.warnerbros.co.jp/unknown/index.html追伸
この映画は試写会で観ました。公開は5月7日以降の予定です。