こういう映画はあまり得意ではないのですけど、人気があるみたいなので挑戦してみました。
噂どおり映像がかっこ良かったです。

紀元前480年。神を名乗る王の下、ペルシア軍が征服したアジア諸国の軍勢を引き連れて
ギリシアの地へやって来た。
兵数は総勢100万人。加えて不死身と言い伝えられている精鋭部隊や秘密兵器も連れていた。
その知らせを聞いたスパルタ王レオニダス(ジェラルド・バトラー)は迎え撃つ準備を始める。
戦争を始めるには司祭にお伺いをたてて神託を聞かなければならない。
この神託は王も守らなければならないスパルタの法である。
しかし、ペルシアに買収されていた司祭は、王の願った出兵を却下した。
窮地に立たされた王は、王個人の警護と称して300人の志願兵と共に戦地へ向かう決心をする。
それは、二度と故郷へは帰ることの無い命を懸けた道程だった…

アメリカで大ヒットを飛ばして話題になったアクションです。
戦いばかりでどうだろうと思っていましたけど、予想よりもすんなりストーリーに入っていけました。

王への絶対なる忠誠を持って戦いに生き、名誉ある死を望む戦士たち。
自由の精神を信じて戦いを挑む王。
まるで武士のように、ひたすら己を信じて戦い続ける彼らの姿は潔かったです。
そしてデジタル加工された映像は、戦いをより一層の迫力で伝えていました。

また、王を見送る王妃ゴルゴも美しく、その行動はやはり潔さと強さを感じました。
彼女の存在があったからこそ、王が戦地へ旅立つ決心が出来たのだろうと思います。

ただ覚悟していたとおり、血飛沫とか死体の山とか受け付けないものも出てきました。
(特に、初っ端に出てくる死体の山は、私には強烈過ぎました(T_T))
でもまあ、そんな感情も吹き飛ばすほどの気迫が画面から伝わってきたので、
あまり気にしないことにしました(^_^.)

こんな時代に生まれたら、生きていくのは厳しいだろうなあとしみじみ思った1本です。

監督:ザック・スナイダー 出演:ジェラルド・バトラー レナ・ヘディ デヴィッド・ウェンハム ドミニク・ウェスト
2007年製作 アメリカ 原題:300
(070617)