ジャック・ブルーノ(ドウェイン・ジョンソン)はしがないタクシードライバー。
若くして両親を亡くし、荒れた生活を送ってきたブルーノだったが、今では更生しラスベガスのタクシー会社で働いていた。
だが、マフィアのボスに目を付けられて、おちおち気を抜いていられない。
その日もタクシーを出発させる前にマフィアの手下たちに絡まれてしまった。
ようやく出発してほっとすると、いつの間にかバックシートに少年と少女が座っていた。
ブルーノは驚きながらも二人に行き先を尋ねると、彼らは方向を指して経度と緯度を告げた。
彼らの示した指の先には、何故か荒野が広がっていた…
ウィッチマウンテンってアメリカでは秘密基地が隠されているという有名な噂の場所らしいです。
原題どおり“ウィッチマウンテンへGO”みたいなノリで観ていました(^^)
強面だけど実は心優しく子どもたちを見捨てられないタクシードライバーと
可愛い少年&少女の姿をしている宇宙人という組み合わせの逃避行です。
UFOの墜落。謎の力を持つ少年と少女。政府の秘密組織の追跡。そして相手を倒すまで追ってくる暗殺者。
定番のノリはドキドキまでは行かなかったですけど、ちょっとワクワクな気分で楽しかったです。
セス(アレクサンダー・ルドウィグ)とサラ(アンナソフィア・ロブ)兄妹は
地球の存亡をかけるようなとても重要な使命を担っています。
任務遂行のためには、墜落後に秘密基地ウィッチマウンテンに送られてしまったUFOへ
たどり着かなくてはなりません。
最初は二人の言葉を信じられなかったブルーノも次々と起こる攻撃をかわして行くうちに
段々と二人を信じ始めます。
そして、ついに地図に載っていない山が目の前に現れました。
それにしても、ベガスでUFOファンの大会があるなんて面白い設定です。
地球存亡の危機なのに、ベガスのホテルでも追いかけっこをしています。
「スター・ウォーズ」等のコスチュームでお祭り騒ぎになっていたら
ダースベーダーみたいな暗殺者が追いかけてきても溶け込んでしまいますよね~
最高!と言いながらワクワクしているSFファンたちの姿には、ちょっと笑わされてしまいました(^^ゞ
また、タクシードライバーなのにとても強い男が似合うドウェイン・ジョンソンと
不思議な物語が似合うアンナソフィア・ロブちゃんのコンビも面白かったです。
エンドロールにまで入っている楽しいおまけ映像を観ながら、
夏休みのファミリー映画にはぴったりだなあと思った1本です。
監督:アンディ・フィックマン 出演:ドウェイン・ジョンソン アンナソフィア・ロブ アレクサンダー・ルドウィグ カーラ・グギーノ キアラン・ハインズ
2009年 アメリカ 原題:RACE TO WITCH MOUNTAIN
(20090623)
追伸
この映画は試写会で観ました。公開は7月4日以降の予定です。