ライターとして世界を駆け巡っているリズ(ジュリア・ロバーツ)は取材で訪れたバリで手相を見てもらうと、
2度離婚し、財産をすべてなくし、でも再び取り戻し、そしてもう一度バリへ来ると言われた。
N.Y.へ戻ったある夜、パーティからの帰り道で、リズは突然、夫が大学へ戻って勉強するという宣言を聞いて驚く。
彼女と夫は歩む道が違っているのだと気付いた彼女は悩んだ挙句に離婚を決意し、家を出た。
夫は離婚に応じようとしないため、泥沼の話し合いになっていく。
そんなある日、演劇を見に行った彼女は、舞台に立っていた役者に一目で心を奪われた…
イタリア、インド、バリを巡る旅はそれぞれ魅力的でした~
離婚し、新しい恋人とも別れたリズは、自分ひとりを見つめる旅に出ます。
期間は1年間。まずはイタリアへ向かいます。
そこでの目的は食べること。
パスタやジェラード、ピザを体重を気にせず心行くまで食べます。
観ていて、食べることを好きになることは、やっぱり生きることを好きになるのだと感じました。
そして彼女は “何もしないことの喜び”を学びます。
たまには心を開放してのんびりすることも大切なことなのです。
次のインドでの目的は祈ること。
アメリカで知った伝道師の道場で何かを掴もうとしたのですけど、なかなか修行に集中することが出来ません。
そんな中、リズは結婚を控えた17歳の少女とアメリカから来た初老の男性に出会います。
彼女は無心で唱和している少女の横顔を見ていると、集中できる自分を発見します。
そして仲良くなった少女の結婚式を見ながら、自分の過去を思い出して悲しそうな顔をした彼女に、
初老の男性は“自分を許すこと”の大切さを教えます。
それはもうひとつの心の開放でもありました。
そして、リズはバリへ戻ります。
以前の悲しそうな顔付きとは全く違った笑顔を見せる彼女を見て、手相を占ってくれた老人は笑顔になります。
老人のもとに出入りするようになった彼女は、離婚して一人娘を抱えながら薬剤師をしている女性と知り合います。
人生の先輩とも言える女性に勇気付けられながら、彼女は新しい恋への一歩を進み始めました。
それにしても、のんびりした雰囲気が心地良かったです。
いつのまにかゆったりした気分で観ていました。
イタリアで出てくる料理は本当に美味しそうですし、バリの緑の多い美しい風景も素敵でした。
インドの交通事情にはドキドキしましたけど、それもインドらしくて面白かったです。
そして、何と言ってもジュリア・ロバーツの笑顔がキュートでした(^^ゞ
観終わった時、とてもゆったりした気分になっていました。
週末に観るにはぴったりだったかなと思った1本です。
監督:ライアン・マーフィー 出演:ジュリア・ロバーツ ハビエル・バルデム ジェームズ・フランコ リチャード・ジェンキンス
2010年 アメリカ 原題:EAT PRAY LOVE
(20101015)
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