12世紀末のフランスではイングランドの獅子心王リチャード1世(ダニー・ヒューストン)の率いる十字軍が
次々と城を撃破していた。
その軍には兵士としてロビン・ロングストライド(ラッセル・クロウ)も従事していた。
彼は弓の名手であり、グループのリーダーとしても仲間たちから信頼の厚い人物だったが、
ある日、実直で勇気のある性格が災いして王の不快を買ってしまう。
敵城を落とす日にさらしの刑を科せられていたロビンたち4人は、
王が戦場で命を落としたことを知るとすぐさま戦場を後にした。
イギリスへ帰ろうと海を目指した彼らは偶然、イングランドの騎士団が襲われているところに遭遇する。
その騎士団は亡き王の王冠を届けるために少数で海へ向かっていたのだ。
ロビンたちは敵を追い払うも、既にイングランド騎士たちはほとんどが息絶えていた。
虫の息だった騎士の一人ロバート・ロクスリーの遺言と剣を託されたロビンは
仲間と共にイングランドへ向かう船に乗った…
ロビン・フットの過去を初めて知りました~
12世紀末のイングランドを舞台に、ロビン・フットになる前のロビンの活躍を描いた作品です。
彼は孤児として育ち、両親の記憶はありません。
持ち前のリーダー気質で仲間たちの信頼を得ていた彼は偶然に看取った騎士ロバート・ロクスリーの願いを遂げるため
アイルランド北部にあるノッティンガムへ向かうことになります。
そこにはロバートの父と妻が帰郷してこない夫の帰りを何年も待ち続けていました。
ロバートの実家ロクスリー家には子供が無く、父ウォルター(マックス・フォン・シドー)は老齢で視力も体力も衰えている状態です。
もし、ロバートが亡くなってしまったら相続人がいなくなり、父の死後は領地没収の憂き目にあってしまいます。
父はロビン・ロングストライドの名を聞き、彼が息子の死を知らせに来てくれたことに感謝した上で
ロビンを息子の身代わりにしたいと主張します。
孤児の風来坊であるロビンにとっては願っても無いことです。
しかも、妻マリアン(ケイト・ブランシェット)は気高くて美しく、しかも働き者の女性です。
ロビンの承諾に父ウォルターは喜び、マリアンは納得しないまま受け入れました。
そして、落ち着いた生活が始まった頃、国内はフランスと王の腹心ゴドフリー(マーク・ストロング)の
陰謀により大きく乱れていきました。
それにしても、お正月にぴったりの大作ですね。
時代物で戦いあり、ロマンスあり、親子の愛ありの物語です。
当時のイングランドの生活そのものを映し出しているような風景や海岸での大戦闘も見応えがありました。
そして、ロビンはやっぱりヒーローでした(^^ゞ
観終わった時、やっぱりこの映像はスクリーンで観て良かったなあとお腹いっぱいな気分になった1本です。
監督:リドリー・スコット 出演:ラッセル・クロウ ケイト・ブランシェット マーク・ストロング マックス・フォン・シドー ウィリアム・ハート オスカー・アイザック
2010年 アメリカ/イギリス 原題:ROBIN HOOD
(20101212)
→公式サイトはこちらへ http://robinhood-movie.jp/