ウィル(クリス・パイン)は機関士として働き始めて4ヶ月の新米。
彼には妻と小学生の息子がいたが、現在は兄の家に居候していた。
誤解から妻を脅してしまい、裁判所より接近禁止命令を出されてしまったのだ。
出勤前に妻に電話するも、妻はその電話を無視して出てくれない。
ため息で職場に向かった彼は、事務所で今日の指示書を貰うと
そこにはパートナーとしてフランク(デンゼル・ワシントン)の名前が載っていた。
フランクと初めて顔を合わせた彼が挨拶に行くと、彼の仲間たちに敵意のある言葉をかけられる。
お互いに受けた第一印象は最悪だった…
暴走列車はとても怖かったです~
新米のウィルとベテランのフランクのコンビが
町と家族を守るために命を掛けて暴走列車に挑もうとするアクションです。
機関士のミスにより危険な化学薬品を大量に積んだ巨大な列車が無人のまま暴走を始めます。
会社の利益を最優先にした上部の意向で下手な対策をうったために停止に失敗し、
このままでは人口密度の高い都市で未曾有の爆発事故を起こしてしまうという危機に陥ります。
その巨大列車を二人で止めようとするのです。
まだ駆け出しな上に、接近禁止命令への裁定で気もそぞろだったウィルは、
貨物の連結でうっかりミスをします。
そのミスは二人を暴走列車に引き合わせます。
そして、何が起きているかを知ったフランクは家族の住む町を守るために
ウィルを説き伏せて列車を追い始めました。
二人はそれぞれ家庭での問題を抱えています。
ウィルは妻と別居中で、フランクは年頃の娘たちと微妙な距離感を感じていたりします。
ただし、ストーリーの中で時々二人の家族のことが登場しますけど、
メインは仕事に向き合う二人の姿です。
新米に対して仕事への厳しさをきっちり教えようとするベテランのフランクの態度は
ウィルの反感を買ってしまいます。
でも、豊かな経験で必死に暴走列車を止めようとするフランクに
次第にウィルも聞く耳を持つようになってきます。
そんなフランクの仕事に誇りを持って頑張る姿が印象的でした。
それにしても、手に汗握る展開はドキドキでした~
監督&主演が同じコンビの「サブウェイ123」よりも緊張度が高かったです。
シンプルな物語なところが良いのかも知れませんね。
何と言って暴走列車の迫力がスクリーンから伝わってきて、
列車の走行を見ているだけでドキドキしました(^^ゞ
しみじみと感じたり考えさせられる作品も良いですけど、
たまにはこんな風なハリウッド的な作品も楽しいなあと感じた1本です(^^)
監督:トニー・スコット 出演:デンゼル・ワシントン クリス・パイン ロザリオ・ドーソン
2010年 アメリカ 原題:UNSTOPPABLE
(20110108)
→公式サイトはこちらへ http://movies.foxjapan.com/unstoppable/