豊田利晃監督が藤原竜也主演で脚本を書き下ろしたサスペンスです。
沖縄を舞台に新興宗教団体の教祖が主人公というのはどんな物語になるのだろうと気になっていました。
ちょっと独特なキャラクターたちが作り出す緊張感を沖縄の青い海が包み込むような作品でした。
沖縄を舞台に新興宗教団体の教祖が主人公というのはどんな物語になるのだろうと気になっていました。
ちょっと独特なキャラクターたちが作り出す緊張感を沖縄の青い海が包み込むような作品でした。
- あ
物語の始まりも終わりも青い海の輝きがスクリーンに広がっていました。
ある夜、新興宗教団体の若き教祖・吉野ルイ（藤原竜也）が交通事故を起こしました。
その宗教団体は祖父の代に起こしていて、亡くなった父は2代目、ルイは3代目です。
そんな彼が起こした事故は深刻で、激突したバイクの若者は即死、
同乗していた若い女性・流美（水原希子）は植物状態になっています。
すぐにマスコミが騒ぎ出し、警察も動き始めました。
そんな中、ルイの身を守るために3人のボディガード（松田龍平、仲野茂、永山絢斗）が雇われます。
大金で雇われた彼らはピストルを持ち、殺しも厭わないようなプロでした。
3人は交代でルイを守るために働いていましたが、そのルイが突然に教祖を辞めると言い始めます。
その言葉はルイとボディガードたちの運命を大きく変えて行きました。
それにしても、この物語はある意味、家族の物語なのですね。
宗教は彼の家族にとっては生活をするための家業で、無くてはならないものです。
それだけに、若くて人気の高いルイが教祖を辞めるということは家族にとって大打撃なのです。
でも、ルイはバーで出会った流美がなぜ自分に近付いてきたかを知った時、
自分がこれまでして来たことに疑問を持ってしまいました。
その心は母（大楠道代）にも筒抜けで、それでも彼女は息子に対して好きにしなさいと言います。
でも、そんな息子に対して実権を握っている母が裏で取る行動は怖かったです。
また、3人のボディガードたちのキャラクターもそれぞれ面白かったです。
静かで孤独を好み、全てに達観しているような雰囲気を持つ青年。
この仕事で家族を養ってきた、プロとしての割り切りと人情を持ち合わせる40代の男。
そして、ルイの立場に同情を隠せない今どきの若者。
それぞれを松田龍平さん、仲野茂さん、永山絢斗さんが演じていてピッタリだなと思いながら観ていました。
その3人のキャラクターが背負った運命も興味深かったです。
観る前は話についていけるかと心配していたのですけど、見終ってみると不思議と面白かったです(^^ゞ
帰り道、主題歌でもあるロックな曲が耳に残っていた1本です。
監督：豊田利晃 出演：藤原竜也 松田龍平 水原希子 仲野茂 永山絢斗 板尾創路 原田麻由 大楠道代
2012年 日本
（20120807）
→公式サイトはこちらへ http://www.imflash-movie.com/
追伸
この映画は試写会で観ました。公開は9月1日以降の予定です。
追伸2
今日の試写会は舞台挨拶がついていました。
藤原さんをはじめとして、みなさんマイペースな人ばかりで妙に可笑しかったです(^^ゞ
そんな八方破れの舞台挨拶にちゃんと落ちをつけた板尾さんはさすがだなあとちょっと思いました☆
ある夜、新興宗教団体の若き教祖・吉野ルイ（藤原竜也）が交通事故を起こしました。
その宗教団体は祖父の代に起こしていて、亡くなった父は2代目、ルイは3代目です。
そんな彼が起こした事故は深刻で、激突したバイクの若者は即死、
同乗していた若い女性・流美（水原希子）は植物状態になっています。
すぐにマスコミが騒ぎ出し、警察も動き始めました。
そんな中、ルイの身を守るために3人のボディガード（松田龍平、仲野茂、永山絢斗）が雇われます。
大金で雇われた彼らはピストルを持ち、殺しも厭わないようなプロでした。
3人は交代でルイを守るために働いていましたが、そのルイが突然に教祖を辞めると言い始めます。
その言葉はルイとボディガードたちの運命を大きく変えて行きました。
それにしても、この物語はある意味、家族の物語なのですね。
宗教は彼の家族にとっては生活をするための家業で、無くてはならないものです。
それだけに、若くて人気の高いルイが教祖を辞めるということは家族にとって大打撃なのです。
でも、ルイはバーで出会った流美がなぜ自分に近付いてきたかを知った時、
自分がこれまでして来たことに疑問を持ってしまいました。
その心は母（大楠道代）にも筒抜けで、それでも彼女は息子に対して好きにしなさいと言います。
でも、そんな息子に対して実権を握っている母が裏で取る行動は怖かったです。
また、3人のボディガードたちのキャラクターもそれぞれ面白かったです。
静かで孤独を好み、全てに達観しているような雰囲気を持つ青年。
この仕事で家族を養ってきた、プロとしての割り切りと人情を持ち合わせる40代の男。
そして、ルイの立場に同情を隠せない今どきの若者。
それぞれを松田龍平さん、仲野茂さん、永山絢斗さんが演じていてピッタリだなと思いながら観ていました。
その3人のキャラクターが背負った運命も興味深かったです。
観る前は話についていけるかと心配していたのですけど、見終ってみると不思議と面白かったです(^^ゞ
帰り道、主題歌でもあるロックな曲が耳に残っていた1本です。
監督：豊田利晃 出演：藤原竜也 松田龍平 水原希子 仲野茂 永山絢斗 板尾創路 原田麻由 大楠道代
2012年 日本
（20120807）
→公式サイトはこちらへ http://www.imflash-movie.com/
追伸
この映画は試写会で観ました。公開は9月1日以降の予定です。
追伸2
今日の試写会は舞台挨拶がついていました。
藤原さんをはじめとして、みなさんマイペースな人ばかりで妙に可笑しかったです(^^ゞ
そんな八方破れの舞台挨拶にちゃんと落ちをつけた板尾さんはさすがだなあとちょっと思いました☆