ストーリーは知っていて覚悟をしていても、かなり緊張しました~
クリスマスのバカンスにプーケットへ遊びに来て津波に遭ったある家族の物語です。
会社の海外赴任で日本へ来ているヘンリー(ユアン・マクレガー)の一家は、クリスマスを楽しむために
妻マリア(ナオミ・ワッツ)と3人の息子たちをつれてプーケットへやって来ました。
海のすぐ傍にある新しいホテルは居心地も良く、美しい景色にうっとりしながら、
暖かいクリスマスの幸せを存分に楽しんでいました。
美しいクリスマスイブのイベントを楽しんで夜更かしをした一家が、翌朝、プールで遊び始めて間も無く、
突然に津波が押し処せてきました(>_<)
地響きを感じたと思ったら、もう波がというふうに、あまりにも突然のことでなすすべもありません。
まだ幼い弟二人と遊んでいたヘンリーは、二人を抱きかかえたところで波に飲み込まれました。
少し離れていた長男ルーカス(トム・ホランド)は家族のもとへ駆け寄ろうとしてそのまま流されます。
そして、マリアはその家族の状況を目撃したすぐ後に波に巻き込まれました(T_T)
それにしても、これが実話とは凄すぎます~
本人から聞いている話だから、きっと大丈夫と思っていても、あまりのリアルさと痛々しさに
声も出ませんという感じです(>_<)
特にマリアが波に飲まれてどんどん傷ついていくシーンは辛すぎて観ていられませんでした。
ナオミ・ワッツの根性を見せ付けられたと言う感じです。
でも、子を思う母の愛、一人ぼっちになってしまった子の心細さ、
そして妻と我が子を懸命に探す父の愛の姿に、素直に彼らを応援したくなりました。
そして、彼らの無事を願わずにはいられませんでした。
スクリーンで観ることが出来て良かったと思う反面、あまりのインパクトのためか
ぼろぼろのナオミ・ワッツが翌朝の夢に出てきて飛び起きました^_^;
やっぱり、この映画はチャレンジだったなあとしみじみ思った1本です。
監督:J・A・バヨナ 出演:ナオミ・ワッツ ユアン・マクレガー トム・ホランド サミュエル・ジョスリン オークリー・ぺンダーガスト
2012年 スペイン/アメリカ 原題:The Impossible
(20121024)
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公式サイトはこちらへ http://gacchi.jp/movies/impossible/追伸
この映画は東京国際映画祭で観ました。公開は2013年初夏の予定です。