本当に性格も生活も対照的な二人でした~
F3の新人ドライバーだった二人が、やがてF1で最高のライバルとなっていく物語です。
ウィーンの実業家の家庭に生まれたニキ・ラウダ(ダニエル・ブリュール)は家族に反対されながらも
自らの強い希望でドライバーの道を歩み始めます。
彼には実家からの援助は無く、自分で銀行と交渉して融資を引き出し持参金を作ります。
そして、F1チームへ入ると自らの指示で車のチューニングを徹底的に研究していきました。
一方のジェームス・ハント(クリス・ヘムズワース)は貴族をスポンサーにして華やかにデビューします。
彼は不安定なところもありましたけど、本当にすごい時はとても強くてキラキラと輝きます。
理論で考える努力型のラウダとは正反対に感性で走るハントは、楽しいことも大好きで笑顔が絶えません。
その華やかさは人々を惹きつける反面、レース前には神経質になるところもありました。
そんな二人がF1でライバルとなった年、大きな事故が起きてしまいます。
ラウダがクラッシュを起こし、生死を彷徨うような怪我を負ってしまったのです(T_T)
激しい雨の中のレースは危険だと中止を提案したラウダに、真っ向から反対したのはハントでした。
事故が起きた後、彼はレースを止めなかったことを悔やみつつも、必死に年間優勝を勝ち取っていきました。
それにしても、引き込まれる作品でした~
F1にはあまり興味のない私でもこの魅力にはやられました。何と言っても迫力が半端ないです!
レースシーンはまるで一緒にドライビングをしているような迫力の映像なのです。
スピードも水しぶきも息遣いも体感出来るようで、
レースに命を掛けているドライバーたちの緊張感が伝わって来ました。
また、何と言ってもハントもラウダも役者がぴったりでした!
ラストには本人たちの映像が流れるのですけど違和感なかったです(^^ゞ
この二人が揃って、監督も嬉しかったろうなあと思いました。
今回はジャパンプレミアで主人公二人と監督さんが舞台に上がってくれました。
実物は映画以上にスマートでハンサムで素敵でした~
観終った時、映画も本人たちもカッコ良かった~と思った1本です。
監督:ロン・ハワード 出演:クリス・ヘムズワース ダニエル・ブリュール オリヴィア・ワイルド アレクサンドラ・マリア・ララ ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ クリスチャン・マッケイ
2013年 アメリカ 原題:RUSH
(20140130)
→
公式サイトはこちらへ http://rush.gaga.ne.jp/index.html