長年の幼馴染4人組が久々に再会したところから始まるちょっと可笑しなドラマです。
大御所4人が揃っている予告編を観て、楽しそうだなあと気になっていました。
恋と友情とラスベガスの魔法が織りなす展開に、軽く楽しめるような作品でした。
70歳を超えても、やっぱり存在感は凄いなあと思ってしまいました。
ビリー(マイケル・ダグラス)は独身貴族を気取ってきましたけど、
老いの波を感じずにはいられない年頃になってきました。
同年代の友人の葬式へ行った彼は、勢いで若くて美しい恋人へプロポーズします。
自分の娘にもなりそうな年齢の子でしたけど、彼女の方もとても喜んでくれました。
早速、ビリーは幼い頃からの友人アーチー(モーガン・フリーマン)とサム(ケヴィン・クライン)に報告します。
アーチーは最近、発作を起こして倒れたばかりで、家で息子に心配されながら過ごしていました。
サムも仕事を引退して、愛する妻とカリフォルニアで二人暮らしをしています。
そんな彼らにビリーの報告はサプライズな喜びで、早速、バチェラー・パーティーをしようと提案します。
そして、ある出来事でビリーと仲違をしたパディ(ロバート・デ・ニーロ)には詳細を内緒にして誘うと
ラスベガスへと繰り出していきました。
それにしても、やっぱり派手で楽しいですね~
老いへの不安とか、家族を失った孤独とか、いろいろ事情はあるのですけど、
みんなそれなりにラスベガスを楽しんでいきます。
特にアーチーが年金貯金の1万5千ドルをつぎ込んでカジノにチャレンジをすると
ちゃんと稼いでしまう展開には笑ってしまいましたけど、それも楽しかったです。
物語が進むとビリーが何故ずっと独身だったのか、
ビリーとパディがどうして仲違いをしてしまったのかが分かってきます。
何と言っても、半世紀以上も友達だったのです。そこには強い友情と深い愛情がありました。
そして、このラスベガスへの旅は、誰もが自分の愛を確かめるための時間になっていきました。
予想通りの終わり方も楽しくて心地良かったです。
観終わった時、この4人が揃えば怖いものは無いなあと感じた1本です。
監督:ジョン・タートルトーブ 出演:マイケル・ダグラス ロバート・デ・ニーロ モーガン・フリーマン ケヴィン・クライン メアリー・スティーンバージェン
2013年 アメリカ 原題:LAST VEGAS
(20140627)
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公式サイトはこちらへ http://lastvegas.jp/