懸命に息子を助けようとする父の姿が強く印象に残りました。
今日はハイスクールの卒業式。シルバートンの街も朝から高校へ向かう車が連なっています。
17歳のドニー(マックス・ディーコン)は今日一日の様子ををインタビュー映像で残す計画を立てていました。
実は彼の父ゲイリー(リチャード・アーミテージ)は彼の通うシルバートン高校の教頭で、
この計画の協力者でもあります。
でも、ドニーが父にインタビューをしようとしても、今日は忙しいと素気無い態度で断られてしまいます。
そんなゲイリーにドニーは反感を抑えられませんでした。
一方、竜巻ハンターのピート(マット・ウォルシュ)が率いるチームは、竜巻特別仕様車の“タイタス”と共に
何ヶ月も竜巻を追っていました。
彼らの目的は、竜巻の中に入ってその中心の映像を撮ることです。
でも、チームに参加している気象学者のアリソン(サラ・ウェイン・キャリーズ)は
予想が難しい竜巻の発生の予測にてこずっていました。
そして、スポンサーの資金も限界になったその日、彼女はシルバートンに竜巻が起きることを予測しました。
それにしても、こんな竜巻に出会ったら、もうどうしようもありませんね(T_T)
特別仕様のタイタスは装甲車のような頑丈さと地面に車体を繋ぎとめる仕組みで
秒速76mの強風にも耐えられる強さを持っていました。
でも、今回の超巨大竜巻は秒速130m以上の強烈なパワーです。
シェルターでもあるシルバートン高校もひとたまりもありません。
郊外から高校へと向かう大きな竜巻の姿に圧倒されながらスクリーンを見つめていました。
面白かったのは、基本的には竜巻ハンターチームや個人たちの映像で物語が進んでいくことです。
宣伝で“体験型”と謳っているのはキャラクターたちの視点で観られるからだったのですね。
辺りが異様な雲に覆われ、上からするすると渦が下りて来る様子はとても不気味です。
それをキャラクターと一緒に観ているだけに、伝わってくる感覚もリアルに感じた気がしました。
主人公の父ゲイリーは教頭先生なのにカッコ良くて逞しい人だなあと思っていたら、
「ホビット」シリーズのトーリン役の人だったのですね。
観た後に知って、なるほど強い訳ですね~とちょっと思った1本です(^^ゞ
監督:スティーヴン・クエイル 出演:リチャード・アーミテージ サラ・ウェイン・キャリーズ マット・ウォルシュ マックス・ディーコン ネイサン・クレス アリシア・デブナム・ケアリー アーレン・エスカーペタ ジェレミー・サンプター
2014年 アメリカ 原題:INTO THE STORM
(20140822)
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公式サイトはこちらへ http://wwws.warnerbros.co.jp/intothestorm/