LUCY／ルーシー

スカーレット・ヨハンソン主演のリュック・ベッソン監督が創り上げた新作です。
主役のカッコいい予告編を観て、今度はどんなアクションなのだろうと気になっていました。
アクション映画というよりはSFのような展開に、ちょっとビックリさせられるような結末が待っていました～

全てを知るって、そこまで行きますか！！と思ってしまいました(^^ゞ

ルーシー（スカーレット・ヨハンソン）が騙されて韓国マフィアに捕まってしまうところから始まる物語です。
台北に留学していたルーシーは、１週間前に出会った男にホテルの前で付きまとわれていました。
夜の遊び場で出会ったその男は飲んで騒ぐのには楽しそうでしたけど、全く信用出来ない男でした。

彼はホテルに泊まっている人にスーツケースを届けて欲しいとしつこく依頼していました。
何度言われても断った彼女に対して、とうとう彼はスーツケースと彼女を手錠で縛り付けてしまいます。
手錠はホテルの男が外せると言われて仕方なくホテルのカウンターに行ったルーシーを迎えに来たのは
いかにも怖そうな黒服の男たちでした。

怖がる彼女を引き摺るように男たちが連れて行ったスイートルームには、
韓国マフィアのボス（チェ・ミンシク）が待ち受けていました。
部屋には殺された死体があり、ルーシーは震えて話せないほど動揺してしまいます。
でも、泣きながら受け答えをする彼女にスーツケースを開けさせたボスは彼女を殴り倒すと
彼女の身体に大量の麻薬を埋め込んで、運び屋に仕立ててしまいました(T_T)

それにしても…　ただのアクション映画では無かったのですね。
ガン＆カーアクションもリュック・ベッソン監督らしかったですけど、物語の展開は思いっきりSFです。
予告編では分からなかったので、かなりびっくりでした～

脳の働きが10％からどんどんアップしていく彼女の能力は超能力のオンパレードで面白かったです。
自分も他人も物質も時間も全てがコントロールできるようになります。
でも、能力が上がったことで、彼女は自分がどのような運命を辿るのかを悟ります。
そして、彼女と脳科学者ノーマン博士（モーガン・フリーマン）がようやく会えた後の展開には
うわーっと思ってしまいました。
そして、BBCの映像みたいな自然の風景が時々差し込まれていたのも納得でした。

観終った時、スカーレット・ヨハンソンって本当にどんな世界にも似合うなあと感心しました。
予想とは違う物語でしたけど、これはこれで面白かったかもと思った１本です。



監督：リュック・ベッソン　出演：スカーレット・ヨハンソン　モーガン・フリーマン　チェ・ミンシク
2014年　フランス　原題：LUCY
（20140829）

→公式サイトはこちらへ　http://lucymovie.jp/