メグ・ローゾフ著の同名小説を原作にシアーシャ・ローナン主演で描いた青春ラブストーリーです。
タイトルと、荒廃した背景と共に映し出される主人公のビジュアルに惹かれてチャレンジしてみました(^^ゞ
戦争により日常が壊され、命までもが危うい状況に置かれた主人公の姿に、
恋する少女のパワーをリアルに伝えてくれるような物語でした。
最初はボーイミーツガールの物語でした(T_T)
16歳の少女がニューヨークからイギリスの親戚の家へ遊びに来るところから始まる物語です。
母を亡くして父に育てられた少女デイジー(シアーシャ・ローナン)は、学校では同級生たちから疎まれ
父親とも上手くいかずに、自分のエリザベスという名前を嫌ってデイジーと呼ばせるような女の子です。
この夏は母の姉妹の家で従兄弟たちと過ごすために、イギリスの田舎へとやってきました。
ペン伯母さん(アンナ・チャンセラー)は仕事に忙しくてほとんど家に居られない状況でしたけど、
16歳の長男エディ(ジョージ・マッケイ)を筆頭とする従兄弟たちは彼女を温かく向かい入れました。
自分の殻に閉じこもってなかなか打ち解けないデイジーに積極的に声をかけていき、
やがては4人でいつも一緒に過ごすようになっていきます。
でも、デイジーとエディが恋に落ちて間もなく、第三次世界大戦が始まってしまいました(T_T)
それにしても、ティーンエイジャーの青春物語だったのに、戦争が一変させてしまいました~
核爆弾が落とされて政府は壊滅状態。どもこかしこも戦闘区域になっていきます。
森と川で囲まれた田舎の家にも銃撃が行われ、
デイジーと従兄弟たちは軍の手で男子と女子の施設へと分けられて連れて行かれます。
そんな非常な状況の中、デイジーの心の支えは、エディと再会するために家へ戻ること。
その道は険しくて、途中では銃を使うはめになったり、惨い出来事を見たりもしてしまいます。
でも、彼女の心はひたすらエディの方へと向いて進んでいきました。
何度、崩れそうになっても、エディへの道を諦めないデイジーの姿が眩しかったです。
恋ひとつでここまで強くなれるのは、10代の特権かも知れないなあと感じました。
観終わった時、タイトルの意味を改めて感じた1本です。
監督:ケヴィン・マクドナルド 出演:シアーシャ・ローナン ジョージ・マッケイ トム・ホランド ハーリー・バード アンナ・チャンセラー
2013年 イギリス 原題:HOW I LIVE NOW
(20140910)
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公式サイトはこちらへ http://www.howilivenow.jp/