2012年10月にアメリカ東海岸を襲ったハリケーンによる被災者の救済のためにコンサートが開かれました。
通常は準備に長い時間を要するところ、今回は緊急チャリティのために時間をかけることが出来ません。
911のコンサートの時にも動いた企画者たちが今回も集い、数週間で準備を整えました。
大御所のアーティストたちが集まり始めました。
特にポール・マッカートニーはこのステージの中心人物で、彼のおかげで次々と出演が決定していきました。
また、当日はテレビ放映やネット配信などで全世界へ映像が映し出されます。
スタッフは短い時間でリハーサルと調整を行い、当日に備えていきます。
そして、開始までのカウントダウンが終わると、まずはブルース・スプリングスティーンがステージで歌いだしました。
それにしても、これだけのアーティストが揃うなんてすごいですね~
ポール・マッカートニーをはじめとして、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・フー、エリック・クラプトン、
ビリー・ジョエル、ボン・ジョヴィ、ブルース・スプリングスティーン、アリシア・キーズなど
洋楽にはまったく疎い私でも分かる人ばかりです(^^ゞ
それだけでなく、プレゼンターにはスター俳優たちが登場したり、電話での募金には有名人が応対していたりと
みんなが自分の出来ることでチャリティに参加しながらコンサートを盛り上げています。
映像は音楽作品というつくりではなくドキュメンタリーとして作られているので、舞台の裏側ではスタッフたちが
どのように動いているか、また観客たちはどのように熱狂しているかが映し出されているのは面白かったです。
もちろん会場が盛り上がるだけでなく、テレビで観ている人々もみんな嬉しそうにコンサートを観ていました。
ハリケーンの高潮はまるで津波のように家々を押し流していて、本当に被害は大きかったのですけど
このコンサートを観た被災者の皆さんは、きっと元気を貰っただろうなと思いました。
そして、その元気がきっと多くの人の未来への希望に繫がっていくと感じました。
観終った時、音楽のパワーの偉大さを改めて感じると共に、私もアーティストたちに拍手を贈りながら、
観客たちと一緒に踊りたかったなあとちょっと思った1本です。
製作総指揮:ポール・マッカートニー
2013年 アメリカ 原題:12-12-12
(20150123)
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公式サイトはこちらへ http://121212-movie.com/