柳広司著の同名小説をもとに亀梨和也&深田恭子主演で映画化したサスペンスアクションです。
原作はだいぶ前に読んでいたので、あの世界をどんなふうに映像化したのだろうと気になっていました。
南国を舞台にした諜報戦は、各国が入り混じって大変な展開になっていました。
伊勢谷友介さんは結城にぴったりでした~
日本がまだ戦争をしていた頃の物語です。
軍の訓練で病気の仲間を上官のしごきから救おうとした兵士(亀梨和也)が、謝って上官の命を奪ってしまいます。
死刑が確定して銃口が向けられ、今にも刑が執行されようとした時、
彼の前に結城中佐(伊勢谷友介)が立ちはだかりました。
彼は軍の中でもほとんど知られざる存在の諜報部隊“D機関”を率いていて、優秀な人材を求めていました。
仲間を助けたために殺すとは愚かなと言いながら、その兵士の命を救った結城は
兵士にこれからはD機関でスパイ活動をするよう命じます。
様々なテストと訓練をクリアした兵士は、突然に“嘉藤次郎”という名前とパスポートを与えられました。
その目的は、各国が狙っている秘密兵器の設計図“ブラックノート”を奪うことでした。
それにしても、出だしは本の世界と同じ!と思っていたら、次第にルパン三世みたいになっていきました(^^ゞ
特に、嘉藤次郎の前に現れる謎の女リン(深田恭子)が登場してからは…
だって深キョンがメイド服を着てちょっと怪しげな表情をしていたら、もう峰不二子になってしまいます。
それほどお色気シーンはないですけど、嘉藤を簡単にハニートラップに陥れてしまいますし^_^;
あれだけ重い雰囲気の出だしで、軍人たちの会議はやっぱり重そうなのに…
しかも殺し厳禁と言われているのに、どんどんスパイ大作戦なノリになっていくのには笑ってしまいました。
でも、ルパン的なノリもスパイ大作戦的なノリもそれはそれで楽しかったです(^^ゞ
観終った時、峰不二子にメイド服は定番でしたね~と改めて思った1本です。
監督:入江悠 出演:亀梨和也 深田恭子 伊勢谷友介 小澤征悦 小出恵介 山本浩司 渋川清彦 リチャード・シェルトン ジャスパー・バッグ リチャード・モス 田口浩正 光石研 嶋田久作 千葉哲也
2014年 日本
(20150210)
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