偶然により29歳で年をとらない身体になってしまった女性をめぐるラブストーリーです。
予告編を観て、この主人公はどんな人生を送るのかなあとちょっと気になっていました。
運命に翻弄されながらも、自分の人生を送ろうとする主人公がとてもきれいに見える作品でした。
とにかく、ブレイク・ライヴリーが輝いていました~
アデライン(ブレイク・ライヴリー)がどうして年をとらなくなってしまったのかが
良く分かるエピソードから始まる物語です。
1908年生まれのアデラインは21歳で結婚しましたが、8年後に夫は事故で亡くなり
5歳の娘と二人の生活が始まります。
ある雪の夜、娘を預けている実家へ向かおうとした彼女は山道で交通事故を起こして崖から転落します。
でも、冷たい川の中で瀕死のところに雷が落ち、彼女は一命をとりとめました。
娘が高校生になる頃、アデラインは年をとらない自分の容姿が人の注意を引くことに気付きます。
彼女の老化は29歳で止まったままなのです。
警官にも違和感を抱かれるようになった彼女は、夜逃げするように町を出ます。
そして、FBIにも目を付けられるようになった時、子供と離れ恋人を作らずに
10年ごとに家と名前を変えて生きる決心をしました。
それにしても、この映画はブレイク・ライヴリーのための作品ですね~
とにかくゴージャスなドレスが似合います。
こんなに綺麗な人だったら、どんな時代でも男たちは放って置かないですよね。
でも、自分の秘密を娘以外には誰にも告げられない彼女にとって、恋や結婚はタブーなのです。
それはずっと人生を孤独で生きるということでもありました。
でも、自分が29歳のままなのに、大切な一人娘は介護が必要になってきそうな年齢なのです。
心置きなく長い付き合いの出来る友人は、目の見えないピアニストくらいです。
もちろん生涯を誓う伴侶なんて作れません。
そんな彼女の心もエリス・ジョーンズ(ミキール・ハースマン)との出会いで揺れ始めます。
そして、彼の情熱が頑なだったアデラインの心を揺らし始めた後の展開はファンタジーのようで素敵でした。
観終った時、変化の止まった100年間は、きっとこの愛を見つけるための時間だったのねと
ちょっと思った1本です。
監督:リー・トランド・クリーガー 出演:ブレイク・ライヴリー ミキール・ハースマン キャシー・ベイカー ハリソン・フォード エレン・バースティン
2015年 アメリカ 原題:THE AGE OF ADALINE
(20151111)
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公式サイトはこちらへ http://adaline100.jp/