ちょっとだけ予告編のうそつき~と思ってしまいました^_^;
出だしはまさしくミュージカル!ロサンゼルスの渋滞から、リズミカルな歌とダンスが始まります。
そして、ジャズの店を持つ夢を抱いているピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と
日々、オーディションに明け暮れている女優志望のミア(エマ・ストーン)は出会いました。
最初の出会いの印象はお互いに最悪。2度目もかなり最悪。
3度目もなかなか悪いのですけど、さすがに3度も偶然が重なると少しは打ち解けてきます。
急接近した二人はお互いの夢を語り、一緒の時を過ごし始めました。
二人は相手の夢の実現を信じ、それぞれ音楽の道と演劇の道へ頑張ります。
でも、お互いに忙しくてすれ違ったり、自分への失望から、二人の心は遠ざかり始めました。
それにしても、ロマンティックな物語でした。
ただのキラキラした眩しさとは違う、少し哀しみの混じった世界の物語。
そう、夢は現実とは少しだけ違ってしまうのですよね。
セバスチャンもミアも夢を追って未来を目指します。
セバスチャンは音楽仲間から、上手いけどジャズ一筋を主張する“偏屈”と言われてしまうような性格です。
まあ、そこは夢が明確で良しとするにしても、実はかなりのイジケ虫。
時々嫌な奴になってしまうところが欠点かも^_^;
ミアは頑張り屋ですけどやっぱり落ち続けると心は挫けるものです。
そんな彼女にセバスチャンは前向きな言葉を掛け続けて応援します。
この二人がこの時期に一緒にいたからこそ、二人は夢へ向かうことができたのですよね。
お互いの夢を尊重しているからこその未来。
それはお互いに納得していても、観ている方はちょっと寂しさを感じてしまいました。
あと、主演二人の演技は素敵でした~
ライアン・ゴズリングのピアノ演奏とエマ・ストーンのダンスの美しさは最高です♪
うたかたの夢だからこそ、キラキラと輝くのって切ないなあと思ってしまいました。
観終った時、この美しいメロディはずっと心に残っているだろうなと感じた1本です。
監督:デイミアン・チャゼル 出演:ライアン・ゴズリング エマ・ストーン ジョン・レジェンド キャリー・ヘルナンデス ジェシカ・ローゼンバーグ ソノヤ・ミズノ J・K・シモンズ
2016年 アメリカ 原題:LA LA LAND
(20170217)
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公式サイトはこちらへ http://gaga.ne.jp/lalaland/追伸
この映画は試写会で観ました。公開は2月24日以降の予定です。