3人の子供を育ててきたシングルマザーの奮闘を描いたフランス映画です。
頑張り屋だけど寂しがり屋のお母さんと親離れの時期を迎えた末っ子との日々の暮らしが
愛しく感じるよう温かい家族のドラマでした。
カフェを切り盛りしているエロイーズ(サンドリーヌ・キベルラン)は美人で魅力的な女性です。
ただ、3人の子供たちがまだ幼い頃にシングルマザーとなり、それからというもの必死に働いてきたので、
どうしても自分のことは後回しになっていました。
長女と長男はすでに独り立ちし、母と暮らしているのは末っ子の次女ジャード(タイス・アレサンドラン)だけです。
そのジャードもハイスクールの卒業を控え、卒業と試験準備で忙しい日々を送っていました。
卒業後、彼女はフランスから離れてカナダへの留学を予定しています。
にわかに自分の人生の根幹を担っていた子育ての終了という重大な転機を実感し始めたエロイーズは
ジャードを過剰なほどに心配するようになっていきました。
それにしても、母の愛は深くて強いですね~
夫の浮気がもとで離婚して、3人の幼い子供を抱えて頑張ってきたのです。
子供への愛情に支えられてきたのです。
それはもう、子供が生きがいになってしまうのも納得です(^^ゞ
子供たちも愛情深い母の背中を見て育ってきたせいか、とてもいい子たちばかりです。
ついつい感情的になってしまうお母さんをなだめてくれます(^^)
そして、お母さんも自分の幸せを見つけて欲しいと応援してくれる子達なのです。
監督さんはシングルマザーでも輝いていて生きて欲しいという願いをこめてこの作品を創ったそうです。
こんな愛に溢れる素敵な家族に出会えてとても嬉かったです(^^)
観終った時、みんな幸せになって欲しいなあと思った1本です。
監督:リサ・アズエロス 出演:サンドリーヌ・キベルラン タイス・アレサンドラン ヴィクトール・ベルモント ミカエル・ルミエール
2019年 フランス 原題:Mon bébé
(20190622)
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フランス映画祭のサイトはこちらへ http://www.unifrance.jp/festival/2019/films/1167/
追伸
上映の後にリサ・アズエロス監督と次女役のタイス・アレサンドランのQ&Aがありました。
お二人は親子で、タイスさんは実際にカナダに留学中だそうです。