約束のネバーランド

人気コミックを平川雄一朗監督が浜辺美波主演で実写映画化した不思議な世界のサスペンスです。
原作は未読、アニメも未見のままチャレンジしてみました。

エマ（浜辺美波）は自然豊かな美しい土地にある孤児院“グレイス＝フィールドハウス”で育った女の子。
壁の外には出てはいけないなどの制約はありましたけど、
ママと慕うイザベラ（北川景子）や仲間たちと共に幸せな日々を送っていました。

ある日のこと。里親に引き取られるコニーを見送ったエマとノーマン（板垣李光人）は
コニーの大切な人形が置き忘れられていることに気付きます。
今、行けば門で追いつけると考えた二人は、人形を手に追いかけます。
でも、そこで二人が見たのは、人を食料とする鬼と遺体となったコニーでした。

孤児院が鬼のための飼育場でママ・イザベラは監視人だったと知った二人は
孤児たち全員で脱走する計画を練り始めます。
でも、その行動はイザベラには完全に読まれていました…

それにしても、これは北川景子さんのインパクトが印象に残る映画ですね～
もちろん、物語はエマとレイとノーマンが中心になって孤児院という名の飼育施設を脱走する
ストーリーなのですけど、施設を仕切っているのは北川景子さん演じるイザベラ。
子どもたちはイザベラの手のひらの上のような状態です。
美しくて優しくて冷静で頭が切れるイザベラは北川景子さんの存在感そのもののように感じられました。

冷酷なほど冷静で美しいイザベラですけど、
次第に彼女がどうしてそんなキャラクターになったのかが明らかになっていきます。
そして、辛い過去を持つイザベラが子供たちの未来を願う時、子供たちの運命も動いていきました。

私はオリジナルを知らないのであまり違和感なく映画を楽しめました。
観終わった時、この子どもたちの未来を知りたいなあと原作を読みたくなった１本です。



監督：平川雄一朗　出演：浜辺美波　城桧吏　板垣李光人　渡辺直美　北川景子
2020年　日本
（20201223）

→　公式サイトはこちらへ　https://the-promised-neverland-movie.jp/