サントリー美術館で7月14日から開催されている美術展です。
展示に様々な仕掛けがあって遊び心がいっぱいでした(^^)
プロローグメインビジュアルになっている明治時代に描かれた「尾上菊五郎」がお出迎えしてくれます。
展示方法には驚かされます!
教室のどこへいても視線を感じる音楽室の肖像画を思い出しました(^^ゞ
第1章 うらうらする裏側をしっかりと見せてくれるコーナーです。とても綺麗に鏡に映し出されていました。
能面の展示の周りは何度も回ってしまいました~
「色絵五艘船文独楽形鉢(有田)」「能面 小面(是閑吉満)」「能面 山姥(是閑吉満)」
第2章 ちょきちょきする元の状態を想像できるような展示が面白かったです。
切り取ってもしっかり鑑賞できるのはさすがですね(^^)
「鹿下絵新古今集和歌巻断簡(俵屋宗達 画/本阿弥光悦 書)」
第3章 じろじろする隠れたものを見つけ出すのが面白いコーナーです。
小さなところにも隠れているし、見えないところにも隠れてます。
あと、絵の意味の裏側にも…
「鍍金龍文螺鈿説相箱」「氷室の節供図(渡辺始興)」
第4章 ばらばらする階段を下りたところにあるコーナーです。
コーナータイトルを観た時からワクワクします。
展示も楽しくて、ここもぐるぐる回ってしまいました~
「七宝飾花形鉄製銚子」「菊秋草蒔絵徳利」
第5章 はこはこする美術品を入れる箱も展示してあるコーナーです。
箱が離れたところに展示してあって、どれだろうと探すのも面白かったです。
「国宝 浮線綾螺鈿蒔絵手箱の箱」「徒然草絵巻 第八巻(海北友雪)」
第6章 ざわざわする色々な意味で印象的な美術品が揃っているコーナーです。
「相思図(西川祐信)」
エピローグ「天部像頭部」から静けさが伝わってくるようなコーナーでした。
ここもぐるぐる回りたくなりました。
どのコーナーも楽しくてワクワクしながら回りました。
子供の頃にこんな美術展に出会っていたら、日本美術や日本史がもっと好きになっただろうなあと
ちょっと思った美術展でした(^^)
(20210723)
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公式サイトはこちらへ https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2021_2/index.html