パート1が春、パート2が夏だったら、この3作目は秋という感じ?でした(^^ゞ

これまでの苦労が実って、学業も恋も順調な日々を過ごし始めたピーター。
“スパイダーマン”の人気もますます高まってきて、気分は絶好調だ。
そろそろMJへプロポーズをしようかとも考えている。
そんなある日、復讐心に燃えたハリーが親友の絆を捨てて攻撃を仕掛けてきた。
激しい攻防の中でハリーは頭を強打し、意識不明の重体になってしまう。
病院に運ばれ命を取り留めたハリーは、ここ数年の記憶を失っていた。
昔のようにピーターを親友と呼ぶ彼の姿に、ピーターは心からの歓びを感じる。
しかし、ピーターの部屋の隅には、不気味な黒い物体が密かにうごめいていた…

つい、お祭り気分で初日に観に行ってしまいました(^^)
敵が一人しかいなかった前作に比べて
今回はハリー、サンドマン、そしてヴェノムの3人が出てきます。
みんなパワフルで強敵!特にサンドマンは何があっても死なないような強敵です。
最初はサンドマンがどれくらい悪い人なのかよく分からないなあと思っていたのですけど
今回登場したバックボーンで、なるほどなあとちょっと納得しました。
(でも、やっぱり銀行強盗はダメでしょう(^_^.) )
あと、彼の誕生や動くシーンの映像はサラサラとしていて面白かったです。

個人的にはハリーのキャラクターが好きだったので
ピーターと対決してしまうような今回のストーリーはちょっと哀しかったです。
怪物の心を持つ父親に翻弄されてしまった哀しい若者。
でも、“良い人”という性格だけが取り得のようなピーターと親友だったのですから
やっぱりいい奴なのですよね。
今回はピーターよりもずっとカッコ良く見えました(^^ゞ

許しや心の成長がテーマなので、前作よりも静かなストーリーになって知るかもしれません。
そして、そんなところがラストへとまっすぐ向かっているような感じがして
ちょっと寂しい印象を受けました。
特に前作は“太陽の爆発”やウェディングドレスまで出てきましたからね~

これでピーターはちゃんと大人になったのかなあ…と思った1本です。

監督:サム・ライミ 出演:トビー・マグワイア キルステン・ダンスト ジェームズ・フランコ
2007年製作 アメリカ 原題:SPIDER-MAN 3
(040501)