スウェーデンのロイ・アンダーソン監督のちょっと不思議なドラマです。
遅い時間に行なわれた試写会で観てきました(^^)

夜9時半頃の開始なのに、司会者とゲストのトークから始まってびっくり。
でも、そのゲストの放送作家さんの解説が面白くて、とても映画の参考になりました。
そのトークの解説を私の頭の中で変換すると
・ボケばっかりで突っ込みどころの少ないショートショートが集まったような作品
・役者ではなく監督さんの見つけた絶妙に面白い雰囲気の人たちが登場する
・音楽は控えめで独特の間がある
という感じでした。
そして、始まってみると… 本当に絶妙な雰囲気で微妙な笑いを誘うようなショートショートが
ずっと続いていました(^^ゞ

正直、これはどう解釈するのだろう…?と思うものもありました~
笑いのつぼが分からないコントを見ている感覚です。
でも、楽しくて素直に笑えるものもありましたし、哀しさを感じるもの、感動を感じるものなど、
本当にいろいろな物語でそれぞれの人物たちの人生を垣間見せてくれました。
また、ある物語の画面の隅にいた人が、あとの物語の主人公になっていたりとか
ちょっとお遊び感覚で物語が繋がっているのも面白かったです。

観終わった時、街中の人の現実と夢を見て回ったような
なんか不思議な物語を観たなあと感じた1本です。



監督:ロイ・アンダーソン 出演:ジェシカ・ルンドベリ エリック・ベックマン エリザベート・ヘランダー
2007年製作 スウェーデン/ドイツ/フランス/デンマーク/ノルウェー 原題:DU LEVANDE/NOUS, LES VIVANTS
(080422)

追伸
この映画は試写会で観ました。公開は4月26日以降の予定です。