友達と銀座一丁目にある映画館へ『ラフマニノフ』を観に行ったら満員で入れず、
日比谷方面へてくてく歩いるうちに、ついこの映画になってしまいました(^^ゞ

テレビドラマ『相棒』の劇場版なのですけど、実はテレビシリーズを観たことがありません!
しかも、映画の出だしは「映画を間違えました!?」と思うようなシーンだったので
次のシーンで東京が映り、写真でおなじみの主人公たちが出てきた時はほっとしました。

東京で起きた猟奇殺人事件と議員への爆弾小包事件。
この二つの事件が重なった時、連続殺人事件へと様相を変えてきます。
インターネットのとあるSNSサイトで作られた“処刑リスト”は何故作られたのか。
このリストに隠された本当の目的は?そして犯人は…?
そして捜査が進むにつれて、5年前に起きたある事件へと遡りつつ
謎の“Sファイル”の存在が浮かび上がって来ました…

ストーリーが進むにつれて、もちろん事件の推理も進んでいくのですけど、
それ以上に印象的だったのが、報道のあり方です。
マスコミが扇動するように沸き起こったバッシング等の様子を観るにつれて
誤った情報が流れることの怖さを感じました。

副題は“絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン”!
“絶体絶命”はどうかなあと思いつつも、なかなか楽しかったです。
たまには主人公たちの活躍をテレビでも観てみようかなあと思った1本です(^^)



監督:和泉聖治 出演:水谷豊 寺脇康文 木村佳乃 本仮屋ユイカ 西田敏行
2008年 日本
(080501)