MITの大学生の実話を元に描いた作品です。
ギャンブルとかは嫌いなくせに、つい観に行ってしまいました。
カジノの世界はやっぱり怖いところでした(^_^.)

MITの学生ベン(ジム・スタージェス)は、学費に頭を悩ませていた。
もう卒業も見えてきて、次のステップである医科大への進学も決まっていたのに
学費30万ドルの目処が立たないのだ。
唯一の望みは奨学金だが、トップレベルの彼でも狭き門で望みは薄かった。
そんなある日、彼は数学の教授の特別チームに誘われる。
記憶力と計算力を使った教授の編み出した方法で、カジノでもカードゲームに勝てるというのだ。
怪しい雰囲気に一度は断ったベンだったが、学費のためにゲームへの参加を決意した…

人生、そう簡単には行かないぞ!という青春物語でした~

記憶力と計算力を見込まれて秘密のチームに誘われたベン。
美女の誘いと学費のためにと必死に“カード・カウンティング”を習得し、カジノに乗り込みます。
でも、違法ではないと言われても、密かに大金を持ち込んで飛行機に乗ったり、
カジノの警備員に目をつけられるなど、危険はいっぱいです。
しかもチームを率いている教授は、にこやかな笑顔の裏に冷酷さを隠していて
役に立たなくなった生徒を簡単に見捨ててしまうやつでした。

学費のために始めながら、段々とカジノにのめり込んでいってしまったベンは
酷い裏切りにより、卒業や進学、そして友情など大切なもの全てを失っていきます。
冷静で優秀な者でもやっぱり捕りつかれてしまう魅惑がラスベガスにはあるのですね~
そんな特別だけど普通の学生の心を持っている主人公にジム・スタージェスの雰囲気はぴったりでした(^^)

本当のところ、このモデルとなった人はこの後どんな人生を送っているのだろうなあと
行末がとっても気がかりになった1本です(^^ゞ



監督:ロバート・ルケティック 出演:ジム・スタージェス ケイト・ボスワース ケヴィン・スペイシー
2008年 アメリカ 原題:21
(080601)

追伸

人の顔も名前も覚えるのが苦手な私は主人公を演じたジム・スタージェスとアシュトン・カッチャーを間違え、
ケイト・ボスワースはシエナ・ミラーと何故か間違えてしまいます。
主人公たちがラスベガスで偽名を使った時に、ケイト・ボスワースに“シエナ”という名前が割り当てられ、
彼女が「この名前嫌い」と言った時は、思わず受けてしまいました(^^ゞ