グラフィックノベル原作のアクションです。予告編を観て面白そうだなあと思っていました。
アンジェリーナ・ジョリーはさすがの存在感でした~

いつも上司には嫌味を言われ、親友には恋人を寝取られ、
その恋人にはバカにされる日々を送っているウェズリー(ジェームズ・マカヴォイ)。
そんな彼がある日、危険な雰囲気を身に纏っている美女(アンジェリーナ・ジョリー)に話しかけられた。
人違いだと不審に思っているウェズリーに彼女は、あなたのお父さんを知っていると言い始める。
だが、話の途中で突然、美女は店の中にいた男と銃撃戦を始めてしまった。
慌てて逃げ出すウェズリーを、銃撃戦をしていた男がトラックで追いかけて来た。
もう逃げられないとうずくまるウェズリーだったが、美女の乗った車が彼を拾い上げた…

何にも考えずに楽しめるアクションでした~

望遠からズームアップする映像。
ガラスを破って空中へ飛び出すスローモーション。
奇妙に曲がっていく弾道。
情けなさが似合うジェームズ・マカヴォイの丸まった背中。
タトゥーがぴったりで潔いアンジェリーナ・ジョリーの美しい姿。
そしてジェームズ・ボンドや『シューテム・アップ』も顔負けのアクションと銃撃戦。
テンポや展開はそれほど意外性は無いのですけど、派手なアクションが楽しかったです(^^)

何と言ってもアンジェリーナ・ジョリーがいいです☆
『ハンコック』のシャーリーズ・セロンもですけど、本当に役の振り幅が大きい女優さんですね。
今回は危険な笑顔と共に最高の暗殺者をとことんカッコよく演じていました。

また、めちゃくちゃ痛い特訓を受けながら少しずつ成長していくジェームズ・マカヴォイも楽しかったです。
彼は優しそうな表情からなのでしょうか、どうも虐げられる役が似合ってしまいますね(^_^.)
ものすごく嫌味な上司とのスローモーな対決シーンは、ギャグまんがのように面白かったです~

アンジーにぴったりな潔い展開に、なるほど~とちょっと納得した1本です。



監督:ティムール・ベクマンベトフ 出演:ジェームズ・マカヴォイ アンジェリーナ・ジョリー モーガン・フリーマン
2008年 アメリカ 原題:WANTED
(20080914)