アポロに乗って月を目指した宇宙飛行士たちのインタビューを中心に当時の映像や
未公開映像を綴ったドキュメンタリーです。
宇宙を目指した男たちの月への憧れと誇りが真っ直ぐに伝わってくる作品でした。
月への道は宇宙への歴史です。
この作品では月を目指した時代背景と共に、どのように月を目指したかが語られています。
ケネディ大統領の声明。失敗を繰り返したロケット製作。貴重な40年前の映像が満載です。
有人飛行へ挑戦する前の無人ロケットは、何度も爆発事故を起こしています。
初めて有人飛行の計画を伝えられた宇宙飛行士は過去の事故を知っているだけに
命の危険を感じたそうです。
それでも訓練を重ねてロケットに乗り込もうと思うなんてすごいです。
この作品を観ながら、自分の記憶にある映画を幾つか思い出しました。
やっぱり『アポロ13』を思い浮かべることが多かったですけど、
インタビューを受けている人たちはみんな高齢なので、
つい『スペース カウボーイ』も思い浮かべてしまいました(^^ゞ
宇宙へ挑んだ時の感動や今でも募る月への思いを、目を輝かせて語っていた彼らの姿は
いつまでも若い心を持って宇宙へ飛び出したクリント・イーストウッドみたいでした。
今年は世界天文年ですね☆
遠い宇宙にも憧れますけど、一番近い月を眺めて楽しむのもいいなあとちょっと思った1本です。
監督:デヴィッド・シントン
2007年 イギリス 原題:IN THE SHADOW OF THE MOON
(20090124)