懐かしいテレビアニメを三池崇史監督の世界で作り上げたコメディです。
思っていたよりもシニカルな雰囲気で、ちょっと不思議な印象の作品でした。
都心の繁華街が破壊されていた。
ドロンジョ(深田恭子)、ボヤッキー(生瀬勝久)、トンズラー(ケンドーコバヤシ)三人組の仕業だ。
彼らの狙いは、願いをかなえるために4つの髑髏ストーンを集めること。
そのためにはどんなことも辞さなかった。
その悪行を止めるべく、ヤッターマン1号(櫻井翔)とヤッターマン2号(福田沙紀)が参上した。
いつもの通り、得意技と武器の応酬で戦いが一段落して静けさを取り戻した時、
ボロボロになった一人の少女が現れた。
彼女はひとつの髑髏ストーンを抱えていた…
笑いに微妙にシニカルさを加えたような変な笑いがいっぱいでした(^^ゞ
三池崇史監督の作品は観たことがないと思っていたら、実は観ていました。
「着信アリ」と「妖怪大戦争」です。
「着信アリ」では時々感じるレトロな怖さに乗せられて、ベタな驚きシーンで叫んだ記憶が…(笑)
「妖怪大戦争」の時はラストの大爆発でシニカルなノリも飛んでいってしまった気がしましたけど、
なんだかすっきりしないザワっとしたラストの印象が心に残った気がしました。
そして今作は… やっぱり単純明快ということは無かったです(笑)
思いっきり笑い飛ばすのではなくて、なんだか微妙に笑えるかも?というような
不思議なノリの映画でした~
ロボットたちが楽しかったです☆
赤いヤッターワンも可笑しかったですけど、一番は口から出てくる小さなロボットたち。
“とびうおvs出世魚”の戦いは最高です!思わず笑ってしまいました(^^)
それにしても噂どおり、深キョンのドロンジョさまはインパクトありますね。
主役はヤッターマンではなくてドロンジョさまでしょう!
あの可愛さと美しさとドジなところがひとつになったドロンジョが似合う女優は彼女以外にいませんね~
そう言えば、劇場は女性よりも男性客の方が多かった気が… さすがは深キョンですね。
観終わった時、面白かったけどこの不思議な作品が興行1位を独走しているのは何故かなあと
ちょっと思ってしまった1本です(^^ゞ
監督:三池崇史 出演:櫻井翔 深田恭子 福田沙紀 生瀬勝久 ケンドーコバヤシ 岡本杏理
2009年 日本
(20090401)