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PLASTIC CITY プラスティック・シティ [は行]

オダギリジョー&アンソニー・ウォン主演の人間ドラマです。
ブラジルのアジア系社会を舞台に男たちの絆と運命が描かれていました。
暴力を描きながらもファンタジーっぽい感覚のシーンもある不思議な作品でした。

子どもの頃ジャングルの中で両親を殺されたキリン(オダギリジョー)は
その時に出会ったユダ(アンソニー・ウォン)に育てられ、本当の親子のように暮らしていた。
ユダはブラジルでアジア系の裏社会を牛耳っているボス。暴力も平然と行なえる男だ。
彼はブランド品のコピーを安価で販売して稼いでおり、キリンはその仕事を仕切っていた。
二人は実力者として街で認められ、多くの人々から慕われていた。
だが、そんなユダを邪魔に思う新興勢力のミスター台湾(チェン・チャオロン)が
政治力と金の力でユダの力を奪い始めた…

親子以上の絆で結ばれる二人の男の複雑な感情が綴られていました。

主人公のキリンとユダは血の繋がりはありませんが、本当の親子のようにお互いを大切に思っています。
そして、その存在が生きるための精神的な支えになっています。
彼らの出会いは偶然です。
でも、今ではお互いのためなら命をも投げ出せるほど、二人は深い絆で結ばれています。

物語はジャングルで始まり、ジャングルで終わります。
実を言うと、ジャングルで何が起きたのかが観ていて良く分かりませんでした(T_T)
何故、キリンの両親が殺されてしまったのかが分からなかったのです。
なので、ラストのユダの行動も、いまいち良く分からない気がしました(^^ゞ
でも、分からないまでも、びっくりの展開に驚きつつ
人を解放するということはこういうことなのかなあと、ちょっと考えてしまいました。

それにしても、ブラジルの裏社会の様子がリアルでした~
違法品とは言え、生産から販売と全てを分業する中で
スラム街に生きる多くの人々が職を得て生活しているという実態がリアルに映し出されていました。
そして、その中で権力者として生きるキリンとユダを演じたオダギリジョーとアンソニー・ウォンも
本当に信頼し合っている親子のように親密な繋がりを見せてくれました。

観終わった時、ちょっとファンタジックな映像に惑わされて
いまいち理解出来なかったなあと感じてしまった1本です(^_^.)

hitsuji_PLASTIC-CITY2.jpg

監督:ユー・リクウァイ 出演:オダギリジョー アンソニー・ウォン チェン・チャオロン
2008年 中国/香港/ブラジル/日本 原題:PLASTIC CITY
(20090327)

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コメント 7

たいちさん

オダギリジョーが英語で主役を演じているのですね。怖い物見たさもありますね。
by たいちさん (2009-04-04 23:34) 

non_0101

たいちさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
今回のオダギリジョーさんはポルトガル語をメインに
中国語なども話していて、大変そうでした~
ちょっとファンタジックな不思議な作品でしたけど
ブラジルの裏社会が舞台だけに暴力シーンも派手です。
オダギリさんも刀を手に闘ってました(^_^.)
by non_0101 (2009-04-05 22:33) 

non_0101

xml_xslさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-04-05 22:36) 

non_0101

takemoviesさんへ
こんばんは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-04-05 22:37) 

バラサ☆バラサ

何か監督の独りよがりな感じで、よくわからない話でした。

by バラサ☆バラサ (2009-04-06 00:38) 

non_0101

バラサ☆バラサさんへ
こんばんは。nice&コメントをありがとうございました!
久々に観終わった瞬間に「分からない~」と叫びたくなる作品でした(笑)
もっと動体視力に優れていたら、ジャングルのシーンも理解できたのかな…
そこがちょっと悔しいです(^^ゞ
by non_0101 (2009-04-07 01:14) 

non_0101

アートフル ドジャーさんへ
こんにちは。niceをありがとうございました!
by non_0101 (2009-05-02 21:09) 

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