ジェームズ・T・カークの誕生は父の死と共に訪れた。
母の陣痛が始まろうとした時、突然に現れた正体不明の敵艦に攻撃されてしまったのだ。
交渉するために敵艦に乗り込んだ艦長の代わりに艦長代理となった父は
妻と息子の命を救うために自分の命を犠牲にして戦いに挑んだ。
そして、彼の犠牲により約800人の命が救われることになった。
宇宙の歴史に残るような偉大な父を持つジェームズ(クリス・パイン)だったが、
青年となった彼は喧嘩三昧の日々を送っていた。
能力は高いが直情的な性格が災いするのか、自分の力を持て余して荒れた状態だった。
そんなジェームズを見かねた現エンタープライズ号の艦長パイン(ブルース・グリーンウッド)は
彼に連邦軍への参加を勧める。
そしてジェームズは自分の能力を生かすため、士官候補の訓練を受ける決心をした…
監督さんが遊園地のアトラクションのような映画を作ろうと頑張っただけあって、
出だしからラストまで思いっきりわくわくする作品でした~
実は以前のシリーズはほとんど未見で、カーク艦長と耳のとがったスポックを知っているくらいです。
でも、この作品はシリーズ以前の物語なので、知識が無くても全然大丈夫(^^ゞ
訓練生だったカークたちがエンタープライズ号で初出航し、友情と信頼を勝ち得ていくまでを
次々と繰り出される冒険とアクションで綴っていました。
何と言っても監督はJ・J・エイブラムスです。飽きさせることを知りません。
しかも、前作「クローバーフィールド」は観るのが辛くなるほど揺れる映像でしたけど、
この「スター・トレック」では科学技術が大躍進しているので、ワープくらいでは揺れていません(笑)
宇宙飛行もこのくらいスムーズに行くなら楽しめるだろうなあと羨ましくなるような乗り心地でした。
そして、宇宙の映像も楽しかったです~
全然仕組みは分からないですけど、ブラックホールを作る技術が宇宙船に乗せられるなんて凄いです!
どうなっているのだろうなあと、そんなことを考えるだけで楽しくなってしまいました(^^ゞ
難しいことは考えずに宇宙を思いっきり楽しもう!と思った時にはお勧めの1本です。
監督:J・J・エイブラムス 出演:クリス・パイン ザカリー・クイント エリック・バナ ゾーイ・サルダナ カール・アーバン ブルース・グリーンウッド
2009年 アメリカ 原題:STAR TREK
追伸
この映画は試写会で観ました。公開は5月29日以降の予定です。