全世界の70%のシェアを持ち武器メーカーMARSが画期的な武器“ナノマイト”を発表した。
NATOと共同開発したこの武器は微小なサイズのロボットを大量に使うことで
あらゆるものを破壊する能力を持ち、遠隔操作でコントロールできる優れものだ。
このナノマイトを仕込んだ弾頭4本を工場から運ぶ役目を担ったアメリカ軍は
輸送車に護衛の車&ヘリを付けた厳重な体制でMARSの工場を出発した。
だが突然、軍のヘリを強烈なビームが襲って来てしまう。
観たことも無い敵機がレーダーにも映らないほどのスピードで近付いてきたのだ。
弾頭の入ったケースを守っていたデューク(チャニング・テイタム)とリップ・コード(マーロン・ウェイアンズ)は
必死にチームに指示を出すがこちらの武器は歯が立たず、輸送団は壊滅してしまう。
壊れた輸送車から何とかケースを取り出したデュークの前に立ちはだかった敵は
意外なことに彼の良く知っているバロネス(シエナ・ミラー)だった…
予告編通りの楽しい映像でした~
世界各国の精鋭が集められた国際部隊G.I.ジョー。
彼らはその能力を高めるために高性能のスーツを着ます。
そのスーツを着た兵士たちはもの凄いです。
どんなに飛ばしている車も追いかけられるし、ロックされたミサイルも避けられるし、
なんと大気圏外付近から落ちても大丈夫なのです。
能力を高めるということだから、運動ペケな私が着てもそんなことは出来ないでしょうけれど
アイアンマンのスーツよりも楽しそうなので、とっても着てみたくなりました(^^ゞ
あと、秘密基地が面白いです。
G.I.ジョーたちの基地は砂漠。敵の基地は北極の氷の下。
どちらも地下に造られていて隠してあるのに、割と簡単に侵入されてしまいます(笑)
しかも、機能の面はどうだか分かりませんけど、美しさでは敵の方が勝っていたかも…でした(^^ゞ
それにしても、出だしからラストまでストレートですね~
さあ、敵をやっつけるぞ!というノリでずーっと突っ走って行きます。
ちょっと可笑しかったですけど、それはそれで楽しかったです。
でも、日米同時公開でアメリカでは大ヒット中なのに、こちらは微妙に寂しい感じですね。
その温度差も何だか面白いなあ、でもなるほどなあと思いながら観ていました。
観終わった時、わくわくとドキドキがいっぱいの2時間で、
気分転換には本当にぴったりな作品だったなと感じた1本です。
監督:スティーヴン・ソマーズ 出演:チャニング・テイタム シエナ・ミラー レイチェル・ニコルズ マーロン・ウェイアンズ イ・ビョンホン レイ・パーク
2009年 アメリカ 原題:G.I. JOE: THE RISE OF COBRA
(20090909)