もうすぐ秋を迎える妖精の谷ピクシー・ホロウでは秋の祭典の準備が始まっていた。
祭典で8年に一度昇る“青い満月”の光に月の石を通すと“青い妖精の粉”が誕生する。
この特別な粉は妖精が空を飛ぶために必要な妖精の粉を作ってくれる“妖精の粉の木”に必要なものだ。
これはピクシー・ホロウの妖精たちの命を守るために必要な大切な祭典だった。
そんな最中、もの作りの妖精であるティンカー・ベルに重要な任務が与えられた。
青い満月の光を受けて粉を作り出すための月の石を乗せる、聖なる杖を作る任務だ。
癇癪もちという性格には不安はあるけれど、ティンカー・ベルの才能を見込んだ
フェアリー・メアリーや女王は彼女にかけてみようと考えていた。
その期待に応えようと張り切ったティンカー・ベルは友達のテレンスに協力を頼んで
杖作りの仕事に没頭し始めた。
だが、彼女には毎日世話を焼いてくれるテレンスの存在がだんだん疎ましく思われてきた…
ピクシー・ホロウの世界はやっぱりとても綺麗でした~
今回のテーマは友情です。
ティンカー・ベルは相変わらず怒りっぽくって癇癪もち。直ぐにイライラして当り散らします。
友達が親切にしようと周りにいると邪魔に感じてしまうのです。
確かに周りでいろいろ口出しされると鬱陶しくなるのは分かります。
真剣な作業をしている時にごちゃごちゃ言われるとムッとするのも分かるかも(^^ゞ
でも、癇癪を起こしてはダメです。
八つ当たりすると自分も痛いし、物も壊れてしまいます。
そして、ティンカー・ベルはこの世で唯一の大切な月の石を壊してしまいました(T_T)
ストーリー展開はシンプルで分かり易いです(^^)
ティンカー・ベルは月の石を元に戻すために、ピクシー・ホロウから冒険の旅に出ます。
その旅の中で彼女は自分の非と友達の大切さを理解します。
人は一人では生きていけません。それは妖精だって同じです。
初めてそれを理解した彼女は友達と共に壊れた月の石と向き合いました。
それにしてもピクシー・ホロウは本当に美しい世界ですね~
今回は秋の美しさを彩る世界の変化を繊細な色使いと楽しいアイディアで描き上げています。
その魔法の世界の美しさにうっとりしながら映像を見つめていました。
上映ギリギリの観賞になってしまいましたけど、劇場で観ることが出来て良かったです(^^ゞ
観終わった時、続きはどんな物語が待っているのだろうなあと考えながら、
次作はもう少し早く観なくちゃと心に留めた1本です☆
監督:クレイ・ホール 声の出演:深町彩里 細谷佳正 高島雅羅 山像かおり
2009年 アメリカ 原題:TINKER BELL AND THE LOST TREASURE
(20100121)