レミー(ジュード・ロウ)は無人の部屋で夜景を見ながら静かに佇んでいた。
その部屋に1組のカップルがはしゃぎながら入ってきた。
楽しそうな雰囲気だったが、カップルの男がレミーの存在に気付き顔色を変える。
男は人工臓器のローンを滞納していたのだ。
回収に来たと言うレミーに男は金を払うからと頼むが、レミーは有無を言わさず銃を向ける。
そして、意識を無くした男の腹を切り裂くと、人工臓器の回収を始めた…
予想以上に死体累々でした~
人工臓器の回収を仕事にしたレミーの物語です。
彼は子供の頃から一緒に過ごした親友ジェイク(フォレスト・ウィッテカー)と共に同じ会社に入りました。
でも、妻(カリス・ファン・ハウテン)には回収という仕事を忌み嫌われていて、
毎日のように販売係へ移れと言われ続けています。
悩みながらも回収を続けていたレミーはとうとう妻と幼い息子に去られてしまいます。
そして、販売への転部を決心した最後の回収の仕事で、人生を変えるような出来事が起きてしまいました。
それにしても、スプラッターですね~
近未来で技術や武器が進歩しているはずなのに、臓器を取り出すシーンや戦うシーンではナイフが登場して
ザクザクと人を切り裂いていきます。
取り出すのは金属で造られたような臓器。その血と臓器のコントラストが異様でした。
それに、滞納者から臓器を回収する時は、何をしてもOKなのもビックリでした。
まあ、それは契約書にでも書いてあるのかなあと思ったのですけど、
滞納者の集団を回収者が襲うシーンなどはほとんど戦争のようで、遺体の山を観ながら、
人の命の重さって何だろうなあなんて感じてしまいました。
とりあえず、ジュード・ロウはかっこ良かったです(^^)
ちょっと偏執的に友情を大切にしている役のフォレスト・ウィッテカーも似合っていました。
そして、レミーの恋人役のアリシー・ブラガも良かったです。
あと、エンディングの歌がとても印象的でした。
スプラッターとサスペンスとSFをいっぺんに観たような気がしました。
観終った時、やっぱりオチはこれですか~とちょっと考えさせられてしまった1本です。
監督:ミゲル・サポチニク 出演:ジュード・ロウ フォレスト・ウィッテカー リーヴ・シュレイバー アリシー・ブラガ カリス・ファン・ハウテン
2010年 アメリカ 原題:REPO MEN
(20100713)
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