チェブラーシカ

ロシア生まれの人形アニメーションを日本で新たな物語として創り上げた作品です。
チェブラーシカのキャラクターが大好きだったので、公開を楽しみにしていました。
スクリーンに広がった優しい色の町の風景と動く人形たちの姿にワクワクしました(^^)

もともとは約40年前に生まれた人形アニメーションです。
オレンジの箱に入って北の国へやって来た不思議な生き物チェブラーシカ（大橋のぞみ）。
あの頭と耳の大きな姿を観ているだけで心がほんわかしてきます。
しかも、本当に純粋というかいい子なのです。
小さくても前向きに頑張ろうとする姿には、つい応援してしまいます(^^ゞ

チェブラーシカの相棒はワニのゲーナ（土田大）。
彼は動物園に勤めているしっかりもので、
頼りないチェブラーシカを温かい心で見守っています。
このゲーナがまた本当にいい奴なのです。
お互いに相手のことを思い遣りながら暮らしています。
帰り道の今夜は何を食べたい？という二人のやり取りは微笑まして、
こんなやり取りが出来るような親友っていいなあとしみじみ感じました。
二人の会話を聞いているだけで、ちょっとくたびれた心も洗われるようでした(^^ゞ

今回のメインストーリーはサーカス団にいる可愛い女の子マーシャ（北乃きい）の物語と
仕事にかまけて家族を見失ってしまった手品師（藤村俊二）が孫娘を探す物語です。
手品師さんが見せてくれる手品が楽しかったです～
また、意地悪おばさんシャパクリャクのエピソードも登場し、
しっかり悪役キャラクターを見せ付けてくれるもの面白かったです(^^)

それにしても、大橋のぞみちゃんの声優はいいですね～！もう彼女の声で大成功です。
チェブラーシカの可愛さにぴったりでした。
また、藤村俊二さんの声も素敵で、手品師らしい雰囲気が良かったです。

エンドロールの人数の多さに、この映画製作の大変さを感じました。
でも、ぜひまた新しい作品を作って欲しいなあと願った1本です。



監督：中村誠　声の出演：大橋のぞみ　土田大　北乃きい　藤村俊二
2010年　日本
（20101219）

→公式サイトはこちらへ　http://www.cheb-kuma.com/index.html