1936年。シカゴの裏通りで詐欺師のフッカー(ロバート・レッドフォード)たち3人は
通りかかった身なりの良い若者から典型的な詐欺で金を盗んだ。
ちょっとの稼ぎのつもりだったが、そこには1万ドルを超える金が入っていた。
素直に喜んだ彼らは、その夜、金を山分けしようと集まった。
フッカーは大仕事を素直に喜んでいたが、相棒のルーサー(ロバート・アール・ジョーンズ)は
この仕事を機に引退して真面目な仕事に就こうと考えていた。
ルーサーに拾われたようなものだったフッカーはその言葉に落ち込むが、
彼の考えを尊重して別れを決める。
だが、ルーサーの家を出て間も無くフッカーを待っていたのは、
彼が盗んだ金を狙ってきた悪徳刑事の脅しだった…
スクリーンで観た若きロバート・レッドフォードとポール・ニューマンはやっぱりカッコ良かったです(^^)
ギャングの金と知らずに金を騙し取ってしまい、相棒を殺されてしまった男が中心になって
復讐のためにギャングのボスを詐欺にかけようとするサスペンスです。
映画が始まって、絵本をめくるような演出のタイトルロールと
あの有名なテーマ曲が流れると、もうワクワクです。
小手先の詐欺から始まって悲劇が起き、最後にはこれこそが詐欺だと言うような
大きな仕事で締めくくります。
騙された者は最後まで騙されて終わる展開は、やっぱり面白かったです。
実はずっと前に観たっきりだったので忘れていると思っていたのですけど、
観始めたらストーリーや展開をすっかり思い出してしまいました(^^ゞ
それでもこのくらいの作品になると面白いですね~
展開は分かったので、今回は役者さんたちの演技の上手さにみとれながら見ることができました。
それにしても、よく出来た脚本とキャラクターです。
これはもう素直に騙されますよね(^^ゞ
また、最初に観た時にどれだけ騙されたかを思い出しました!
そうそう、この悪徳刑事が憎らしかったなとか、
殺し屋の正体が判った時にどれくらいショックだったかとか…
そして、主演の二人がどれだけ素敵に見えたかも。
時間が過ぎてから観直すとその頃の感情も思い出して、また面白いものだなとしみじみ思いました。
次週の上映は「明日に向かって撃て」なのですよね。
来週も観ようかなあと、ちょっと思ってしまった1本です。
監督:ジョージ・ロイ・ヒル 出演:ロバート・レッドフォード ポール・ニューマン ロバート・ショウ チャールズ・ダーニング
1973年 アメリカ 原題:THE STING
(20110418)