下院議員のデヴィッド・ノリス(マット・デイモン)は若手有望株として上院議員に立候補していた。
下町出身でちょっと悪ガキっぽい明るい笑顔が人気の彼は
対抗馬にポイントで差をつけ、当選が確実視されていた。
だが、選挙2週間前に悪ふざけがスクープされてしまい、厳しい状況に陥ってしまう。
落選が決定的になり、ホテルでの敗北演説を前に男子トイレで演説の練習をしていたデヴィッドは
ホテルの従業員から逃げてトイレに隠れていたエリース(エミリー・ブラント)と偶然に出会った。
彼女に素直な自分を支持されて勇気を持てた彼は、予定されていた演説とは違う内容を語り、
聴く者に敗北宣言としては異例の感動を与えて、次回こそは彼を当選させようという気持ちにさせる。
そして、そんな二人の出会いは、彼らの運命を大きく動かし始めた…
運命は誰が書いているのだろうかと考えてしまいました。
若手議員とバレエダンサーとの愛と、
二人の運命を引き裂こうとする運命調整局の追跡を描いた作品です。
予告編ではSFサスペンスという雰囲気でしたけど、観てみるとどちらかと言えばラブストーリーで、
今回のマット・デイモンは愛を勝ち取るために駆け回っていました(^^ゞ
マット・デイモン演じるデヴィッドは、何故、運命調整局につけまわされるのか。
何故、エリースと愛し合ってはいけないのか。
そして、何故、二人はこんなにも強く惹かれ合うのか。
ストーリーが展開するにつれて、いろいろな疑問の答えが明かされます。
そして、二人ともに不幸になりたくなければ別れろと迫られたデヴィッドは
彼女を守るために愛を諦めようとします。
それでも、やっぱり二人の心を止めることは出来ませんでした。
それにしても、今回はストレートなラブストーリーでした。
もし、アクションを期待していたら、ちょっと違うと思ってしまうかも知れません。
私も最初のうちは、こういう物語だったのかと思ったのですけど、
二人が惹かれあっていく姿が何とも真っ直ぐだったので、いつの間にか応援してしまいました。
そして、運命的に惹かれあう二人にマット・デイモンとエミリー・ブラントはぴったりでした(^^)
結局、よく分からなかった謎もあったのですけど、二人の愛の強さの前に
まあいいかと思ってしまいました(^^ゞ
観終わった時、“運命”を感動させる愛もあるのねとニッコリした1本です。
監督:ジョージ・ノルフィ 出演:マット・デイモン エミリー・ブラント アンソニー・マッキー マイケル・ケリー ジョン・スラッテリー テレンス・スタンプ
2011年 アメリカ 原題:THE ADJUSTMENT BUREAU
(20110529)
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公式サイトはこちらへ http://adjustment-movie.jp/