夜のジャングルの奥地。小さな小屋で眠っていた男が物音で目を覚ました。
男はすぐに柄に青く光る石をはめ込んだ短剣を取ると、外の様子を伺った。
一緒に暮らしていた少年も怯えた様子で彼の動きを見守っている。
外の気配が無くなって安心した途端、壁を突き破って何者かが男に襲いかかってきた。
その様子を見た少年は慌てて小屋を飛び出すと、尋常ではないスピードでジャングルの森を駆け出した。
だが、追いかけてくる物も足は速く、とうとう少年は追いつかれてしまう。
そして、追って来た敵は少年の死の間際に不思議な円形をしたペンダントを取るとニヤリと笑った…
戦いのシーンはやっぱり迫力でした~
得体の知れない何物かに追われる少年の恋と成長を描いた物語です。
少年(アレックス・ペティファー)は海で泳いでいた時に突然、足の痛みに襲われます。
足が青く光り始めて焼け付くように痛むと同時に、次はお前だという声が聞こえて来たのです。
意識を失った少年を助けたのは、彼に長年付き添ってきたヘンリー(ティモシー・オリファント)。
ヘンリーはすぐさま少年を家へ連れ帰ると、敵の追跡を逃れるために引越しの準備を始めます。
実は少年は滅亡に追いやられた星からやって来た9人の子どもの4番目でした。
そして子どもの3番目までが殺され、敵の標的が少年に移って来たのです。
全てを燃やし過去を消した少年はジョン・スミスと名前を変えて新しい町にやって来ます。
ヘンリーは通学も止めて家に居ろと指示しますけど、そこは若い少年です。
ずっと家に閉じこもっていられる訳はありません。
ジョンはヘンリーの反対を押し切り、何とか新しい学校へと通い始めます。
そして、いつもカメラを手に写真を撮っている静かな少女サラ(ダイアナ・アグロン)と
運命的に出会って恋に落ちてしまいました。
それにしても、思いっきり青春物語でした~
どんな星から来たのかとか、どうして星を破壊していく宇宙人に狙われているのかとか、
何で敵の宇宙人はナンバー順に少年たちを殺していくのかとか、いろいろな謎は置き去りです。
でも、そんなことは気にせずに観るのが一番。
主人公の成長と恋の行方や、何と言っても戦いのシーンとナンバー6のカッコ良さに
うわーと思いながら観るのが良いのかも知れませんね(^^ゞ
ラストシーンを観ながら、運命に翻弄される恋の物悲しさが伝わって来ました。
観終わった時、やっぱり最後まで青春映画だったなあと感じた1本です。
監督:D・J・カルーソー 出演:アレックス・ペティファー ティモシー・オリファント ダイアナ・アグロン カラン・マッコーリフ テリーサ・パーマー ケヴィン・デュランド
2011年 アメリカ 原題:I AM NUMBER FOUR
(20110710)
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