イースター前夜のこと。夜中に目を覚ましたフレッドが窓の外を見ると、
家の庭にイースターの卵を置いているウサギがいた。
すぐにカメラを手に目を輝かせて庭に降りてくるが、すでにウサギと乗り物は居なくなっていた。
そのウサギはイースター島にある秘密のキャンディ工場からやって来ていた。
伝統のイースターラビットとして世界中にイースターエッグを配り回るのだ。
その役目は父から息子へと受け継がれていくものだった…
イースターを知らなくても、とりあえず楽しんでしまいました(^^ゞ
イースターの伝統を守る家系のウサギに産まれたイービーと
幼いころにイースターラビットを目撃したことのあるフレッドの出会いと運命を描いた物語です。
イービーは大人になったら父からイースターラビットとしての立場を引き継がなくてはならないのですけど、
ドラムに夢中でドラマーを目指したいと願っています。
一方のフレッド(ジェームズ・マースデン)は社会人になっても定職につけずに実家暮らし。
とうとう家族から、きちんと仕事を持って家を出て行けと三行半を突き付けられます。
そんな人間とウサギが偶然に出会い、やがてお互いの人生を見つめなおし始めました。
それにしても、この映画館も入ってみたら小さな子供たちでいっぱいです。
子供たちは素直ですよね~
出だしでユニバーサルの地球の形がいつもと違うと思ったら“卵だ!”と叫ぶし、
工場でいろいろなお菓子が作られているシーンは身を乗り出して観ているし、もう夢中でした(^^ゞ
物語としては漠然とビッグになりたいと思っていたフレッドが、想像もつかない仕事に就いてしまうなど
それでいいの?と思ってしまうところもありましたけど、まあそんなことが出来たら楽しいかなと
ちょっと笑ってしまいました。
あと、フレッドを演じていたジェームズ・マースデンの無邪気すぎる笑顔に圧倒されました。
この俳優さんは『魔法にかけられて』でも王子様を演じていましたね。こういう役が好きなのでしょうか。
何歳になってもこういう役が似合うのはすごいなと感心してしまいました。
イースターのことを知らないので、イースターラビットがどれほど良いものかは実感できなかったのですけど
とりあえず、みんなハッピーで良かったねとニッコリした1本です。
監督:ティム・ヒル 出演:ジェームズ・マースデン ケイリー・クオコ ゲイリー・コール エリザベス・パーキンス
2011年 アメリカ 原題:HOP
(20110903)
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公式サイトはこちらへ http://easter-rabbit.jp/